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リクエスト作品
今になってあの時の固く結んだ小指の事を後悔している
うつ視点
ショッピのっ、
猫になるってもしかして、
うつ 「っ!くそっ、…」
そう小さく呟いた
ショッピが俺に開けてと言っていた箱を手に取る
うつ 「…、」
思わず開けるのを躊躇してしまう
……
パカ )
そこには一通の手紙が入っていただけだった
うつ 「、?な、なんや?」
その紙を手に取って、内容を見た
“
大先生へ
自分勝手な事してごめんなさい。
ほんとにしんどかったんです。
ゲーム実況者なら アンチは付き物だって
自分に言い聞かせて耐えてきましたけど。
俺、そこまで皆みたいに強い訳じゃなかったみたいで、
耐えられませんでした。
本当にすみませんでした。
ショッピより
”
綺麗な字で書かれた文字は
どんどん涙で滲んでいく
悔しさがふつふつと込み上げてくる
うつ 「なんでっ、」
この日から俺は
もうこんな事、ショッピで終わらせるために
コメ欄に張り付く日々が始まった
うつ視点
でもきっと皆、覚えてないんやろな
コンコン)
…だれ、やろ
ぱっ)
うつ 「はーいニコ)」
笑顔で扉の向こうの人を見た
トントン 「ぉあ、大先生。飯 」
そこにはいつもあまり尋ねないトントンが居た
うつ 「へ?ぁ、うん?」
俺は疑問が頭に浮かんだ
トントン 「あんさ、飯。食い終わったら俺んとこ来な?」
俺はなんでか分からなかった
…
あ、昨日__
うつ 「ぁ、わかっ、た…」
そう言って そっ、と扉を閉めた
うつ 「昨日の、バレた…のかな、」
嫌やな
飯。
食いに行きたくない
「「頂きます」」
そうみんなで口を開けば箸を口に運ぶ
気分があまり乗らない
味がしない
皆からの視線が痛い
うつ 「…ご馳走さん、」
ゾム 「大先生、?最近食べて無さすぎじゃっ、」
チーノ 「…」
エーミール 「食べなさ過ぎは体に、」
シャオロン 「ええやろ、食べたくないんやろ」
シャオロン 「っ、死にたいから、」
ロボロ 「ちょ、シャオロン。」
うつ 「…ごめんなさい」
ばたん)
息の詰まる空間から早く抜け出したくて
早足でリビングから出る
うつ 「は、ん”」
部屋の前まで来たのに吐き気が押し寄せる
うつ 「っ、はや、く…コメント見な、ぃとッ」
「おぇ”」
トントン視点
最近うつはほとんど食事に手を付けない
そのせいかやせ細って
少しぱっと触れただけで折れてしまいそうだ
トントン 「ご馳走様」
うつに後で部屋に来いと言った事を思い出して早めに食べ終わる
ロボロ 「トントン。」
そう呼ばれて振り返ると
こちらをルビーのような綺麗な目でじっと見つめてくる
ロボロは本当に勘のいいやつだ
トントン 「…」
俺はロボロと目配せをするだけだった
それでもあいつは分かってくれる
うつは、どうしているだろうか
階段を一段一段のぼりながらそう考える
最後の段から足を外して
廊下を見た
トントン 「ぇ、は」
うつが自室の扉に寄りかかりながらしんどそうにしている
トントン 「吐いた、?」
嘔吐物がうつの足元にある
トントン 「大丈夫か?あんま飯食ってへんのに戻してしまったん?」
うつ 「ごめっ、なさ」
トントン 「喋らんでええ」
俺はやせ細ったうつの肩に腕を回して歩くのを手伝った
俺の部屋のベッドにうつを座らす
タオルで少し強引に拭いたうつの口周りはまだ少し赤い
トントン 「それで、俺がうつを呼んだ理由。分かるやろ」
うつ 「…昨日、」
「____した事やろ、?」