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隣で、女の人の名前を呼ぶ照くん
その目は寂しそうで、悲しそう。
でも、嬉しそうで、すごく大切なものを見る目。
私が、眼中にないことなんてすぐにわかった
照「紗羅!」
女の人を見るなり、そう叫んで、
彼女が座っている席まで走る
私は、少し距離をあけて、彼の後を追った
紗「照⁉」
照「紗羅。なんでここに。」
紗「ちょっと、まって。ここじゃお店の迷惑。外いこ」
2人はお店を出て行った。
えっと、私はどうしたら…
とりあえず、追いかけて2人の視界に入らない場所に身を隠した。
別に、隠れなくてもいいのに
なんでだろうね。
照「あ、あのさ!紗羅、今更だけど、あの時はごめん。」
照くんは頭を下げて謝っている
あの時?それは照くんの過去のことだよね?
紗「謝らないでよ。あの時は苦しかった…それに、私だって、SNSで酷いことしたし。」
照「それも元はといえば、俺のせいだろ?紗羅が苦しんでたことに気づけなかった俺のせい。ごめんな。」
紗「やめてってば。お互い様だよ。」
照「紗羅、俺はまだ…」
紗「いや、それ以上は言わないで。」
照「ごめん。これを言わないと、俺が後悔するから。俺今も紗羅が好きだ。」
紗「ごめんなさい。私なんかを好きならないで。」
そう言って、帰ろうとする女性
照「紗羅、逃げないでよ。待って。」