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【瑞side】
今日は友達から『相談がしたい。』と言われ、カフェに集合することになっている。
まだかなぁ、
黈「お待たせっ!!」
瑞「大丈夫だよ!じゃあ行こっか!」
瑞「で、相談って何?」
黈「実はね、こないだすちくんと喧嘩しちゃったんだ、」
瑞「えっ、」
みこちゃんはすちくんと付き合っている。
お互い性格が丸いから喧嘩とかしないと思ってた、
瑞「意外だなぁ、」
黈「喧嘩というか、ちょっとすれ違っちゃっただけなんだけど、」
瑞「すれ違った?」
黈「うん。あのね」
瑞「なるほどねぇ。」
すちくんの誕生日が近くてプレゼントを買いに行ったら門限を過ぎて浮気と勘違いされたらしい。
黈「まずは謝らないとだよねぇ、」
瑞「そうだね、すちくんもちゃんと説明すればわかってくれると思うよ?」
黈「そうだよね、なんて言えばいいかなぁ泣」
瑞「でもこれに関してはこさめはアドバイスできないなぁ、」
黈「ほぇ、?」
瑞「みこちゃんが伝えたいことをそのまま言えば、言葉が変でも仲直りできるよ!」
黈「そっか、ありがとうこさめちゃん!」
瑞「ううん、それより今すぐすちくんと話してきたら?」
黈「うん!行ってくる!」
瑞「走って行ったなぁ、笑」
あれから数日後、違う友達から『すちくんが行方不明になったらしい。」と連絡が来た。
正直結構驚いている。仲直りできなかった?
それよりも心配が勝ち、みこちゃんの家に行くことにした。
家の前に来てドキドキする。
彼氏が行方不明になった人にどんな言葉をかければいいのか。
深呼吸をしてからインターフォンを鳴らす。
黈「<入っていいよ。」
いつもより低めの声がこさめの動揺を誘う。
瑞「お邪魔します。」
瑞「体調は悪くない?」
黈「全然大丈夫だよ!」
あれ、?
こさめが思ったより大丈夫そう。
瑞「警察に今探してもらってるの?」
黈「何を、?」
今ので伝わらなかったら名前を出すしかない。
瑞「その、、すちくんのこと。」
黈「え、?」
瑞「行方不明になったんじゃないの、?」
黈「別にすちくんはいなくなってないよ?」
みこちゃんの言葉を聞いて、頭が真っ白になる。
すちくんは行方不明になったんじゃないの?
黈「あぁ〜!表向きは行方不明になってるだけだよ?」
瑞「表向き、?どういうこと?」
黈「じゃあこっちおいで!」
恐る恐るついていく。
黈「ほらね?♡」
瑞「えッッ?」
案内された部屋は冷凍室。
真っ白な体で全く動かないすちくんが置かれていた。
いや、みこちゃんからしたら『寝かせている。』だろう。
黈「すちくんが別れようって言ってきたの。」
黈「俺はすちくんの事世界一愛していたのに。♡」
黈「でも気持ちを何回伝えても『別れよう。』って言ってくるんだもん。」
黈「だからこうやってすちくんを俺のものにしたの!!♡」
背筋が凍るとはこういう事だと思った。
瑞「ごめんみこちゃんッ用事できたから帰るねッ」
黈「はーい!『すちくんと』待ってるからね〜♡」
黈「こさめちゃんが来てくれてよかったねぇ!♡」
黈「って、返事帰ってこないんだった!♡」