テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
4件
あぁぁエモい…🫠🌀 自覚ないの可愛すぎます…🫢 会話短いのもなんかぽくて好きです🥹🫰
もう恋だよそれ()
だんだんと距離が縮まってる気がする( ̄▽ ̄)
夏休み最後の部活の日。
体育館は朝から蒸し暑かった。
「集合!」
顧問の声で全員が集まる。
練習メニューの説明が終わると、それぞれ準備を始めた。
「照」
同級生が肩をぶつけてくる。
💛「ん?」
「午後って保健室行く?」
💛「……なんで」
「いや、最近毎日じゃん」
💛「毎日ではない」
「昨日も一昨日も行ってた」
💛「用事あったし」
「ふーん」
同級生はそれ以上何も言わず、コートへ戻っていった。
────────
午前練習が終わる。
部員たちは床へ座り、水筒を開け始めた。
その時、一年生が慌てて駆け寄ってきた。
「岩本先輩!」
💛「どうした」
「先生呼んできます!」
💛「え?」
見ると、二年生の部員が転倒して足を押さえていた。
顧問が様子を見ている。
「誰か保健室!」
「俺行きます!」
一年生が走り出そうとする。
💛「いや」
照は立ち上がった。
💛「俺が行く」
────────
コンコン。
💜「どうぞ」
💛「先生!」
深澤は顔を上げる。
💜「どうした?」
💛「体育館で一人足ひねりました」
それだけ聞くと、深澤はすぐ救急バッグを持つ。
💜「歩ける?」
💛「多分」
💜「分かった」
二人で急ぎ足で体育館へ向かう。
────────
処置が終わると、部員はほっとした表情を浮かべた。
「ありがとうございました」
💜「今日は無理しないこと」
「はい」
顧問も頭を下げる。
「助かりました」
深澤は軽く会釈すると、保健室へ戻っていく。
その背中を、照はなんとなく見送っていた。
「照」
同級生が隣に立つ。
💛「ん?」
「さっきさ」
💛「何」
「一年に任せてもよかったじゃん」
照は答えない。
「……」
「なんか」
同級生は少し笑う。
「先生のこと、信頼してるよな」
照は少し眉をひそめた。
💛「そういう仕事だろ」
「まあな」
それ以上は何も言われなかった。
────────
練習が終わった帰り道。
照は保健室の前まで来て立ち止まる。
さっきは急いでいて、お礼を言えなかった。
コンコン。
💜「どうぞ」
💛「失礼します」
💜「あれ、忘れ物?」
💛「違います」
照は少し照れくさそうに頭をかいた。
💛「さっき、ありがとうございました」
深澤は少し驚いたように笑う。
💜「気にしなくていいよ」
💛「でも助かりました」
💜「ちゃんと呼びに来てくれたから」
💜「あの子も大きな怪我にならなくて済んだし」
照は小さく頷く。
💛「じゃあ」
短い会話だった。
それでも今日は、それだけ伝えたかった。
照が保健室を出ていく。
深澤は開いたままのドア越しに、
💜「またね、岩本」
と声を掛けた。
💛「はい」
照は振り返って笑い、そのまま廊下を歩いていった。
保健室の前には、夏の終わりを告げる風が静かに吹き抜けていた。
#あべさく
もずくぷりん
1,718
愛月☆
1,903
junp_Sn-Fk.
9,250
11,936