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「こんにちは!石川 結一です!岐阜県から来ました!」
俺は引っ越して新しい学校の一員となった。
「結一くん!好きな色とかあるの?」
俺は嬉しかった。人気者になれた気がしたんだ。
「よっ!俺、菊池 裕大。握手しようぜ。」
彼の手は冷たかった。
「これで友達だな!」
「やめてよ。」
裕大は日向 茉緖(ひなた まい)の上履きを隠したそうだ。
日向 茉緖…彼女はチックを持ってるらしい。
「お前は片足裸足くらい がお似合いなんだよw。なぁ?結一。そうだよな。」
「え?あ?うん。」
その日から俺は彼女をいじめるようになった。
「それ薬?」
結一は箱を取り上げた。
「チックの薬…」
「こんなの意味ねぇよ。」
結一は外に投げた。
鳩がついばみ始めた。
「ひどいよ…結一くん…」
「お前のための名札なんかねえよ。」
菊池は茉緖の名札をトイレに流した。
「おーい、ちゅうもーく。」
皆は一斉に彼を見た。
「理科室からレーザーポインター持ってきてやったぜ。」
「おー、かっけぇ!」
菊池はクワガタが焦げるまでレーザーポインターでそれを照射した。
「俺にも貸してよ。」
結一は菊池からレーザーポインター取った。
「これ電源どうやってつけるんだ?」
カチッ
光は正確に茉緖の両目を貫いた。
「痛」「痛」
最初はただそれだけだった。
皆笑っていた。
「痛い」「痛い」
徐々に痛みが強くなる。
茉緖は泣き出した。
なぜか俺も泣きそうになった。怖くて。
「結一くんひどい!」
同じクラスの新川 利希が叫んだ。
先生は教卓についた。
「おい、石川。お前、人の目2つも奪って反省してんのか?」
「し、してます!」
「してねぇだろ。責任はどう取るつもりなんだよ。」
「裕大も いじめてた…」
「話をそらすなよ。裕大は代表委員だぞ?」
裕大は先生に見えないように結一を鼻で笑った。
「あ、利希も…」
「ひどい!私いじめなんかしない。茉緖ちゃんがかわいそうだもん。」
泣き始めた。
「結一、責任はお前が取れよ。」
「結一、日向さんの目を見えなくしたって本当? 」
「本当だけど。」
母さんは車を売った。
「本当にごめんなさい。一生かけてわびます。」
母さんは
「もうこんなことしないでね。」
と結一を泣きながら抱きしめた。
「おい、結一、お前いじめしてたとかすっげぇ最低だな。」
「え?は?裕大もじゃん。」
「代表委員の俺がそんな事するわけないってーの。」
俺はいじめられるようになった。
ま、そのくらいが妥当な気がしてきたな。
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