この作品はいかがでしたか?
203
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大広間には 、 大勢の使用人 、 監視役 、 宗教の人たちがいた 。
大きな段差の上に乗っている豪華な椅子に座る
俺はこれが大嫌いだ
『儀式を始めます 。』
その声と共に儀式が始まった
儀式の内容は簡単
さっき言った人達が俺に祈りを捧げる
その祈りを使って神からの御告げを俺に代弁してもらうというものだ
神からの御告げなんざ聞こえっこない
というとでも思ったか ?
脳内に”はっきり”と聞こえてくる
これが嫌で嫌で 。
御告げ伝えて俺になんの得がある ?
俺の為になる ?
どうせまた「 天 」が生まれたら俺と交代して
新しく生まれた「 天 」を隔離する
だからといって俺の地位が下がる訳ではない
俺も「 天 」なのだから
『儀式は以上です 。』
その合図と共に儀式が終了する
『天様 、 お部屋へお連れします 。』
… このくらい一人にさせてくれ
此処は本当に息苦しい
正直言うと俺は”あいつら”と一緒の立場にいたかった 。
そんなことを思っていたら 、 丁度その”あいつら”が来た
【天様 !!!きたで!】
不格好な字で書かれた文字を見て 、 心が暖かくなった
「【やっほ ー】」
文字と共に口を動かす
【今日はなにしたん ?
また儀式 ?】
「【そ ー 。儀式】」
【おれらと一緒にあそんだ方が楽しいって !!】
「んふ … w」
【いつか絶対あそぼな !!】
「【おん 。絶対やで】」
塔の前で会話していたのはzmとsha
かれこれ1ヶ月前くらいに話しかけてきた
文字だけど
この時間が一番幸せだ
二人は俺と同い年で 、 頬には「 我 」の紋章が刻まれている
俺もソコに生まれたかった
【そうや 、 天様っておりれないん ?】
「!」
一回やってみるか
グッ
ダンッ
さっきまて頬杖をついていた窓枠を踏み台にして 、 勢いよく飛び出した
コメント
4件
や は り 神 か 本物故の息苦しさ…良いね!(?) 思い切ったなー… あれ死なぬ?大丈夫か…?
rbrは生きてるのか……!? もう最高やね👍🏻 神すぎて言える事がねぇ……!!