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なら、私達機関の化身のドールをまとめるドールは誰なんでしょう?
「気になるのは矢張り、機関の化身のドールをまとめる者だろう?それはな、」
ゴクリ、と私は息を呑みました。
「お前だ、連華」
「えぇ!?」
突然の宣言に私は驚いてしまいました。
「連華、お前は賢い。そして何より、他者のことを考えることができ、周りの者からの人望、、、ドール望も厚い。お前以外の適任者が居ると思うか?否、居るわけがない」
そう言った愛華さんの表情は少しニヤついていた気がします。
「これから生まれる機関の化身のドールの資料はお前の所にも届くだろう。励めよ」
「あぁ、それと、やる事が分かってないだろ?数年に一回でいい、親睦会でも開け。後は、相談にでも乗れば良い」
ポンッと私の肩に手を置いて、愛華さんはそう告げました。
「じゃあ、私はこれから用事があるから、失礼する」
スタスタと愛華は軽やかな足取りで応接室を後にしました。
そこには啞然と椅子に座っている私と、驚きと感心の感情のこもった視線を向けてくる保洋さんと、この状況を楽しんでいるの鈴華さんと、そんな鈴華さんに少し呆れている炎帝さんがいました。