MonDとミンドリー━━━━━━━━━━━━━━━
注意書き
この作品は主(金平糖)の妄想純度100%でお送りします。
本人様方には無関係のため、この話を外部に持ち出すことはおやめ下さい。
BLやnmmnに耐性のない方は閲覧をおやめ下さい
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ぱふっ!ぱふぱふぱふ!!
ぱふぱふぱふぱふっ!!!
深夜3時を過ぎ街の喧騒が落ち着いて住人がどんどん寝ていく頃、騒がしいクラクションを鳴らしながらシルバーの装甲車が本署前駐車場に入ってくる
この色のこの車に乗っている人は街に1人だけ
「何よww」
「暇ー」
車から降りてきたのはこの街でトップクラスの戦闘力を誇るギャングのボスMonDである
ミンドリーもそろそろ寝ようと思っていたが、今本署にいるのは勉強熱心で情報共有をしている後輩たちだけでギャングボスの対応に不慣れな人達しかいない
仕方なく話しかければいつものかまちょで、こうなってるMonDは満足するまで帰らないことを知っているミンドリーはバレないようにため息をつく
「警察もう人いないよ」
「ミンドリーがいるじゃん」
「そうだけど…そっちはみんな寝ちゃった?」
「RBがいる。けどなんか用事あるって」
それを聞いて一先ず安心、一言RBに連絡を入れておいた
「で、MonDがこの時間にいるの珍しいね」
「寝れない」
「そっか、今日ALLINが珍しく犯罪してなかったもんね。どうしたの?」
「気分」
「気分かw まぁお腹膨れたら眠くなってくるでしょ、とりあえずこれでお腹満たしな」
MonDのポケットに手持ちのご飯を突っ込んでいく
MonDが警察署前に座る。
もう居座る気満々である
MonDは気づいてないけど、中から恐る恐るこちらを見ている新人たちに無線を入れておく
「本署前階段にMonDいて絡まれると思うから、皆は別の出口から出てね」
皆「大丈夫ですか?」
「今は凶暴モードじゃないから大丈夫だよ」
皆「了解です」
階段に座り素直に渡した飯を頬張るMonDの横に座る
「どう?美味しい?」
「まぁまぁやな」
「ふっw辛口評価かぁw」
「おやつちょーだい」
「ケーキでいい?」
「甘いのならなんでもいい」
「はいはい」
犯罪をせず警察署前で口いっぱいにケーキを頬張るMonDには年相応の若さが見える
今までまじまじと顔を見ることは無かったけど、こう見てみるとオッドアイで綺麗な顔で好青年という単語がよく似合う
「それ食べたら帰ってね?」
「え、やだ」
「やだじゃないよぉw俺ももう寝るんだって」
「だめ。遊ぼ」
「だめでーす。RB呼んでるから保護者来たら帰ってくださーい」
「やだ、じゃあ今日泊まる」
「え、俺の家に?w」
「うん」
「やだよw場所教えたら別の日にも勝手に来るでしょ」
「え〜ケチ」
話してる間にもMonDはケーキを1つ、また1つと食べていく
緩い雑談を続けていれば、急に言葉数が減り瞼が先程より下がってきているMonDが大きな伸びをする
「ん゙〜……」
「おなかいっぱい?」
「んん゙……」
目論見通り、お腹が膨れて眠くなってきたのだろう
もう少しすればきっと寝る
寝てくれれば駄々こねられずにそのままRBに引き渡せるから助かる
「MonDおいで」
おんぶの姿勢を取りMonDを呼べば、眠いのか随分素直なMonDが背中にずっしりと覆いかぶさってくる
手を首に回されたのを確認してからふわっと抱えあげる
「はいはいそのまま寝ていいから」
「ん……やだ……」
「眠いでしょ」
「ん゙〜……まだ遊、ぶ……すぅ……」
赤子をあやすようにゆったり揺れながら歩けば耳元で規則正しい寝息が聞こえてくる
「寝たかな……ふわ〜……俺も眠いからRB早く来て〜」
筋肉質な男性をずっと背負って立っておく訳にもいかず、ただ降ろすことも出来ず、MonDを背負ったまま本署前の階段に座ってRBを待つことにした
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「うちの赤ん坊を迎えに来たはずなんだけど、赤ん坊が2人いる……?」
ミンドリーに
“本署におたくのボスがいるからお迎えに来てほしい”
と連絡を受けて来たのだが……
目の前には階段に座って寝ているミンドリーと、そのミンドリーの背中に抱きついて眠っているうちのボスの図
まるで親子のような平和な光景に思わずスマホのシャッターを切る
奥にいたらしい警察たちも物珍しい光景に一緒に写真を撮った
何枚か写真を撮って警察が退散したのを見て2人の肩を叩く
「はーいMonD帰るよ」
「ん゙……?RB……?抱っこ……すぅ」
「ちょ、俺MonD抱えて帰んの?……この赤ん坊が。ミンドリーも起きて」
「え、うわごめん寝てたわ、迎えありがとね 」
「こちらこそ、うちのボスが迷惑かけたみたいでごめんね〜装甲車のインパウンドだけお願い」
「はーい」
「じゃあおやすみー」
「おやすみねぇ」
ALLINのダークチャットと警察のグループチャットでぐっすり寝ている2人の写真が回るのは少し先のお話
END
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