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煠夜 side
ピピピッピピピッ
いつもより遅い時間に目が覚める。
煠夜「……?あれ、」
身体を起こすため腕に力を入れようとしたが、力が入らなかった。
重量に従ってベッドに逆戻りした。
心做しか頭痛と寒気がする。
煠夜「……風邪かな」
布団にくるまりながらポツリとことばを発した。
恐らくもう少ししたらこうぺんさんが来ると思う
最悪のことに昨日夜遅くまで仕事をしていてそのままインカムを情報室に忘れてきたのだ。連絡しようにもすることが出来ない
コンコンコン
噂をすればなんとやら。
煠夜「入っていいよ、」
抵抗ペンギン「邪魔するぞ。朝だぞ煠夜、起きろ……おや? 少し顔が赤いぞ、熱か?」
こうぺんさんはそう言って僕の額に手を当てた。
するとこうぺんさんは、黙ったまま僕を抱き上げた。しかもお姫様抱っこで。
煠夜「おわっ、……どうしたの?」
僕は不思議に思いこうぺんさんはに問いかけた。
返事はなく、僕はお姫様抱っこされながら部屋をでた。
……これ多分医務室に連れていかれる
それだけは何とか回避せねば
煠夜「こうぺんさん離して、ッ」
もがくがビクともしない。
この人非戦闘員だよね??
抵抗ペンギン「あまり動くでない、落ちて怪我するぞ?」
煠夜「じゃあ下ろしてよ!」
僕がそう叫ぶと、こうぺんさんはため息をついて立ち止まった。
抵抗ペンギン「軍医である我が、病人を放置するなど有り得ぬ。幹部なら尚更じゃ。わかったなら大人しくしておれ」
そういいながらまた歩き出した。
僕の部屋から医務室までは数分かかる
抵抗しても意味ないと感じ僕はこうぺんさんに身体を委ねた。
……心做しかこうぺんさんの機嫌が良くなった気がするのは気の所為にしておく。
こうぺんさんに身体を委ねて数分したら、医務室に着いた。
さっきより体調が悪い気がする。
中に入ると医務室特有の消毒の匂いと真っ白の壁が見えた。
こうぺんさんは医務室の僕をベッドに下ろし、布団をかけ体温計をわたしてきた。
熱をはかれということか、
仕方なく体温計をもらい脇に挟んだ。
ピピピッピピピッ
体温計の音が医務室に響く
熱を見ると38.7℃
抵抗ペンギン「何℃じゃ?」
煠夜「…37.1℃」
抵抗ペンギン「嘘をつくでない。」
煠夜「…38.7℃です、」
抵抗ペンギン「はぁ?」
こうぺんさん叫んだ。
その声が頭に響き顔をしかめる
それに気づいたのか、「すまぬ」と小声気味で言った。
抵抗ペンギン「今寒いかえ?」
煠夜「うーん、寒い気がする。」
そう答えると少し分厚い布団をかけ、ペットボトルに熱いお湯を入れ簡易的な湯たんぽを渡してくれた。
煠夜「ありがと、」
抵抗ペンギン「季節の変わり目だから風邪をひいたのだろう。寒いのならもう少し熱が上がる。勾白には熱だと言っておく、数日は安静にな」
報告してくる そう言ってこうぺんさんは医務室を出ていった。
医務室に静寂に包まれまれた
僕はそれが嫌で布団を頭まで被った
だから医務室は嫌いなんだ、静かでひとりぼっちな気分になる いっそこのままどこかへ行ってしまおうか。
そう思うが身体がだるくて動く気力もない。
することも無いため、僕は目を瞑って寝ることにした。
抵抗ペンギン side
朝いつも通り煠夜を起こそうと部屋に行ったら顔を赤くした煠夜が布団にくるまっていた。
額に手をやると熱く熱が出ていると判断した我は煠夜を抱いて医務室に向かった。
ある程度煠夜の世話をし、勾白に報告するために今総統室に向かっている。
コンコンコン
総統室に着きドアを叩く
すると中から声がした
燐梛「誰だ?」
抵抗ペンギン「我じゃ」
燐梛「入っていいぞ」
入っていいと言われ入った。
勾白「珍しいね、ペンギンが来るなんて。」
書類は提出したでしょ?と疑問そうに勾白は聞いてくる
抵抗ペンギン「煠夜が熱を出したんじゃ。その報告と休暇を貰いに来たのじゃ」
燐梛「あいつまた熱出したのか?」
勾白「あの子も大変だね。季節の変わり目だし、今頃寂しがってんじゃない?」
寂しい、か、ならば早く行ってやらねば。
抵抗ペンギン「その報告だけじゃ、それじゃ妾は行くぞ。」
勾白「あは笑、りょーかい笑」
勾白は少し笑いながら手を振ってきたが、我はそれを無視して総統室を出た。
あぁ、煠夜は寂しがっていないだろうか?早く行かねば
妾は小走りで医務室に向かった
静かに医務室のドアを開ける。
煠夜が寝ているベッドに近づくと小さい寝息が聞こえた。どうやら寝ているらしい
良かった、寂しがっていないようだ
ふっと、肩の力が抜けた
いつの間に体に力を入れていたようだ
寝ている煠夜の頬をスっと手を当てると煠夜は無意識にだろうか、手に顔を近づけ微かに頬ずりをした。
抵抗ペンギン「ほんとう…、お主は可愛いな」
ポツリと零れた言葉は空気に溶けて消えていった。
さて、我は仕事でもするか。____
続
♡100
↪︎行かなかったらか勝手に投稿します(*^^*)