テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
(あーーー。暇。この下の世界を見るのも退屈になってきた。みんななんかすごいし。サイコパスくんに撃たれたときだって助けてたもん。俺だってそんな友達がほしい…。)
そう思っていると誰かがこの世界にやって来た。
(暇出し話しかけるか。目薬いれて…。声も震えてる感じにして…。よし!)
「あ、あのどちら様ですか?」
震えた声で聞いた。
「えっと…。私は陽キャ!なんか銃に撃たれて多分死んじゃった。」
(あれ?この子さっきの黒い髪の人をかばった子か。)
悲しみは泣き真似をした。
「わ、私は大丈夫だよ…!あんまり気にしてないし…!」
「でも死んだんですよね?かわいそうに…。痛かっただろうに…。グスッ」
(この子会ったことあるような…。もしかして○○ちゃん?)
「あ、あの名前なんて言うの?」
(名前言ったら気づくかな?)
「えっと…。僕は悲しみです。グスッ」
(やっぱ気づかないか…。結構前のことだからな。)
「す、すみません。こんな泣いちゃって…。めんどくさいですよね…。グスッ」
「いや…。全然めんどくさくないよ!それよりほら下見て!」
雲の下を指差してた。
「わっ!すごい…。全然気がつかなかった。ずっとここにいたのに。」
(知ってるけど…。)
「ねぇ。言いたくなかったらいいんだけどなんでここにいるの?」
「!?」