昨日ぶり ましろです
今回は原点回帰水青です
それでは
「冬の狛犬」
attention
水×青
水「」 青『』 その他
水side
3
2
1
水「HappyNewYear!!!」
HappyNewYear!!
水「今年もよろしくね!!」
𓏸𓏸もよろしくな!!
水「うん??」
新年を迎えた僕ら
世間は騒々しくて楽しそうな雰囲気
けどそんなことを裏腹に僕の家族は
水「あ、あの…新年明けましておめでとうございます」
…
…
水「…」
少しは一緒に楽しもうよ
他の子達みたいに
家族とご飯をつつき
ちょっとしか抱負とか世間話
つまんないな
水「そういや初詣行ってないな」
僕はふと初詣を思い出した
友達を誘うか…迷ったけど
水「一人で行こ」
何故か1人を選択した
ヒューーー
水「ウウッさっむ…」
真冬と言わざるおえない天候だ
真っ白で綺麗な雪がしんしんと降り積もる
鳥居が見えたとても長かった
行ったこともない神社だからよくわかんないけど…とりあえず突き進む
青side
俺はここの神社の守り神的なことをしている
狛犬だ
今年もこの季節がやってきた
雪が降ってくると合図がやってくる
ここは人足が少ないため人と関わることが好きなくて割かし居心地がいいのだ
まぁ…寂しい部分は多少なりともあるが
家族…ね
毎年人間の願いを聞いてる時に思う
家族とは
家族って一体なんだろうなと
俺は祀られている側だから見えないけど
ザクッザクッ
雪を掻きながら歩く音だ
人間が来た
水side
少し上がっていくと狛犬らしきものが見えた
水「君…寒くないの?」
青『いえ特に狛犬ですし…?え、は?』
水「はい?」
青『なんでお前俺の事見えとるん?』
水「いえ…普通にいましたし」
何を言っているんだこの子は普通に
藍色の髪をした少年だ
青『…ッ』
警戒心が丸見えだ
水「良かったら願い事聞いてくれない?」
「聞き流すことだけでいいから」
青『わかった』
水「僕ね家族に愛されてないんだよね」
「他の子ことか見てもさみんなみんな新年は楽しそうで…家族とワイワイしてるんだろうなって伝わってくるけど僕はそうじゃないから愛されてないから」
青『…』
藍色の髪の子は少し沈黙を諭した
少し考えて
青『なぁ…家族ってなんや?』
水「はい?」
青『俺、狛犬でさまぁ、気づいたら祀られてたわけよ…それで人間のことなんてわかんないから願い事は適当に流してる』
水「な〜るほどね」
青『なんやねん』
水「君…名前は?」
ふと聞いてみた
青『神主様が言ってた青ならあるけど』
水「青くんね!!可愛いじゃん!!」
青『かっかわいい!?//』
水「あっ…wもしかしてツンデレさん?w」
ツンデレっぽいな…w可愛いな
青『ちっ違うし!!!』
『ツンデレちゃうもん!!』
水「もうw隠すの下手だなぁ…w」
青『なぁ水お前はさ家族と一緒にいたいん?』
なんで僕の名前を?とふと思ったが
言う前に彼が
青『こちとら神やってる…名簿くらいわかるし…』
少し暗い表情をする彼
水「家族とは一緒にいたくは無いなてかみんな無視するし…よくわかんないや」
ポチャン
水「つめたッ」
急に水が来た
青『水。』
水「な、何?」
青『あっちに戻れ』
青くんは僕が進んできた道と逆の方を刺してきた
水「僕、あっちからきたよ?てか急にどうしたのさ」
青『雨が降ると縁起が悪いはよ帰りな』
あと絶対こっちを向くなよ
水「へッ?う、うんッ」
青『じゃあなまた来年』
水「!!」
うん!!!
そうして悔しさを残しつつ青くんの方を一切振り向かず走り続けた
そして
水「ただいまー!!!」
あらおかえり!!
水!!おかえり!!
あれ…おかしいな
家族が話してくる
不信感を残しながら三が日を過ごした
青side
人間が来た
水「家族に愛されてないんだよね。無視されるし」
…少し考えて俺は
青『家族ってなんや』
とやんわりしたことを質問した
そしたら彼は少し驚きをし、
その後も和気藹々と話した
ポチャン
雨だ…雨だ!!!???
俺はあいつに急いで帰るように諭した
絶対に振り向くなと
そう強調していった
あいつは無事帰った
雨が降るそれは迎えなのだ
俺は狛犬それはほんとだ
けどこの神社の人足が少ないのは
ここは生死の境目
が別の意味だ
普段俺の姿は見えない
青『良かった…死を選ばなくて』
あなたは新年の神社の雨にお気をつけを
『迷い子ですか?でしたらあちらへ』
そう俺は雨の降っている方向を差し出した
【冬の狛犬】
fin.
冬の狛犬読んでいただきありがとうございました
今回のご説明はしませんのでご自身で考えてみたらどうでしょう?
長いお付き合いありがとうございます!!
次回の小説で
おつまし!!
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