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※ これは「第2話 神社へ」で「1.恥ずかしいので、一時的に服を着たまま神社の建物の中に隠れることにした」を選んだ人用の物語です。「2.恥ずかしいけど、服を脱いで身を清める」を選んだ人や、まだ「第1話 呪いの始まり」を読んでいない人は、これを読まないでください。


ええっと、まず、着ているものも含めて、持ち物を全部置いていかないといけないんだよね。荷物は、手水鉢の近くに置いておけばいいかな?

そんなことを考えていたら、遠くから「くすくす……」という笑い声が聞こえてきた。ハッとしてそちらを見ると、ちょうど小学生くらいの男の子たちがこっちを見ていた。みんな知らない顔だった。

私は焦った。だって、これから何をするのかを考えてみると、とてもじゃないけど人に見られたくなかったからだ。私は恥ずかしいので、一時的に服を着たまま神社の建物の中に隠れることにした。

本堂に入ると、そこはほこりっぽくて、なんだかかびの臭いがした。しばらくして外を見ると、もう男の子たちはいなかった。よし、今度こそ。私は服を脱ぐと、手水鉢の水で体を洗い、お堂に戻った。

奥には台があり、そこにはろうそくがあった。そういえば明かりについてお母さんは何も言ってなかったけど、つけていいのかな? 少し迷ったけれど、すぐに夜になって真っ暗になる。そんな状態ですごすのは怖かったので、明かりをつけることにした。

ろうそくの揺れる明かりを見ながら、ぼんやりしてしまった。怖い……これから何が起きるんだろう?

途中、ろうそくの残りが少なくなったので、別のろうそくに火をうつした。ここにあるろうそくが全部なくなる前に、朝は来るだろうか……。

そういえば、さっきの男の子たちもなんだかおかしかった。ここは小さな村なので、顔を見ればだいたいどこの家の子なのかわかる。なのにあの子たちは見たことがなかった。たまたま、よそから遊びに来ていた子どもなのだろうか? でも、こんな田舎だから、外からよその子が遊びに来るなんてこともめったにないのだ。あの子たちは、本当に人間だったのだろうか……。

そんなことを考えているうちに、あたりが暗くなる。私は膝を抱え、お堂の中でじっとしていた。夜になると、風が出てきたようで、お堂がガタガタと揺れた。

と、突然、外から声が聞こえた。

「さっきの裸の女の子、この中に入って行ったぜ」

「まだいるかな?」

さっきの男の子たちが来ちゃったんだ! と、一瞬思ったけれど、こんな時間に、子どもたちだけで? なんだかおかしい。やっぱり……

「ね、開けてよ。いっしょに遊ぼうよ」

絶対開けてはダメだ。そう思いながら、お堂の中で震えていると、

「あ、なんだ、ここ、開くじゃん」

そういってゆっくり、お堂の扉が開いた。な、なんで……

「お堂の中が、異物で汚れちゃったんだね。残念でした。ね、遊ぼ、遊ぼうよ……」

そういって扉を開けたのは、どうみても人間では……… game over

読者参加型物語 選択肢編

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