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※ これは「第2話 神社へ」で「2.恥ずかしいけど、服を脱いで身を清める」を選んだ人用の物語です。「1.恥ずかしいので、一時的に服を着たまま神社の建物の中に隠れることにした」を選んだ人や、まだ「第1話 呪いの始まり」を読んでいない人は、これを読まないでください。
ええっと、まず、着ているものも含めて、持ち物を全部置いていかないといけないんだよね。荷物は、手水鉢の近くに置いておけばいいかな?
そんなことを考えていたら、遠くから「くすくす……」という笑い声が聞こえてきた。ハッとしてそちらを見ると、ちょうど小学生くらいの男の子たちがこっちを見ていた。みんな知らない顔だった。
私は焦った。だって、これから何をするのかを考えてみると、とてもじゃないけど人に見られたくなかったからだ。けれど私は我慢することにした。お母さんがあんなに真剣だったんだ、きっと恥ずかしがっている場合じゃないんだ。
男の子に見られて恥かしいけど、私はその場で服を脱ぎ始めた。そして下着姿になると、それを丁寧に畳んでから、手水鉢の近くにそっと置いた。それから靴と靴下も脱いで、それも同じようにした。最後にパンツを外すときだけ少し躊躇してしまったけど、すぐに思い切って外してしまって、それも同じ場所に揃えた。
裸になった私を見て、また男の子たちの笑う声が聞こえた。
「見ろよ、あいつすっげーぜ!」
「うん、スッゲーな! ちくびとか丸見えだもん」
私は耳まで真っ赤になってしまった。でも、もう後には引けない。覚悟を決めて、手水鉢の水を浴びると、お堂の中へと入ることにした。
本堂に入ると、そこはすごくひんやりしていた。薄暗くて、静まり返っていて……なんだか怖い感じがした。私は思わず身震いをした。
奥には台があり、そこにはろうそくがあった。そういえば明かりについてお母さんは何も言ってなかったけど、つけていいのかな? 少し迷ったけれど、すぐに夜になって真っ暗になる。そんな状態ですごすのは怖かったので、明かりをつけることにした。
ろうそくの揺れる明かりを見ながら、ぼんやりしてしまった。怖い……これから何が起きるんだろう?
→ 「読者参加型物語 物語編」の「物忌み」へ。
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