TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

タイトル、作家名、タグで検索

テラーノベル(Teller Novel)
シェアするシェアする
報告する

※ これは「第2話 神社へ」で「2.恥ずかしいけど、服を脱いで身を清める」を選んだ人用の物語です。「1.恥ずかしいので、一時的に服を着たまま神社の建物の中に隠れることにした」を選んだ人や、まだ「第1話 呪いの始まり」を読んでいない人は、これを読まないでください。


ええっと、まず、着ているものも含めて、持ち物を全部置いていかないといけないんだよね。荷物は、手水鉢の近くに置いておけばいいかな?

そんなことを考えていたら、遠くから「くすくす……」という笑い声が聞こえてきた。ハッとしてそちらを見ると、ちょうど小学生くらいの男の子たちがこっちを見ていた。みんな知らない顔だった。

私は焦った。だって、これから何をするのかを考えてみると、とてもじゃないけど人に見られたくなかったからだ。けれど私は我慢することにした。お母さんがあんなに真剣だったんだ、きっと恥ずかしがっている場合じゃないんだ。

男の子に見られて恥かしいけど、私はその場で服を脱ぎ始めた。そして下着姿になると、それを丁寧に畳んでから、手水鉢の近くにそっと置いた。それから靴と靴下も脱いで、それも同じようにした。最後にパンツを外すときだけ少し躊躇してしまったけど、すぐに思い切って外してしまって、それも同じ場所に揃えた。

裸になった私を見て、また男の子たちの笑う声が聞こえた。

「見ろよ、あいつすっげーぜ!」

「うん、スッゲーな! ちくびとか丸見えだもん」

私は耳まで真っ赤になってしまった。でも、もう後には引けない。覚悟を決めて、手水鉢の水を浴びると、お堂の中へと入ることにした。

本堂に入ると、そこはすごくひんやりしていた。薄暗くて、静まり返っていて……なんだか怖い感じがした。私は思わず身震いをした。

画像


奥には台があり、そこにはろうそくがあった。そういえば明かりについてお母さんは何も言ってなかったけど、つけていいのかな? 少し迷ったけれど、すぐに夜になって真っ暗になる。そんな状態ですごすのは怖かったので、明かりをつけることにした。

ろうそくの揺れる明かりを見ながら、ぼんやりしてしまった。怖い……これから何が起きるんだろう?

→ 「読者参加型物語 物語編」の「物忌み」へ。

読者参加型物語 選択肢編

作品ページ作品ページ
次の話を読む

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
;