テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
霜月リラ@瑠璃ノ月第4夜
37
25
引退時。くわしくは作品へ
20
三年とうげ
四
そこへ、村の賢い水車屋の若者、水ドル(トドル)が、おじいさんのお見舞いにやってきました。
水ドルは、おじいさんから話を聞くと、にっこり笑って言いました。
「おじいさん、それはがっかりすることじゃありませんよ。むしろ、おめでたいことです。」
おじいさんは、怒って言いました。
「おれがあと三年で死ぬというのに、何がめでたいものか!」
すると、水ドルはこう言いました。
「いいですか、おじいさん。三年とうげで一度転べば、三年生きられるのでしょう? だったら、二度転べば六年、三度転べば九年、何度も何度も転べば、それだけ長生きできるということじゃないですか!」
四段落 終わり
コメント
1件
あらためて読むと、水ドルの「転べば転ぶほど長生き」って発想がもう最高にポジティブで笑っちゃった〜😂💕 おじいさんが怒るのも当然だけど、水ドルの言い分にも妙な説得力があって、思わず「たしかに!」って納得しそうになるのがくせになるよね! このユルくて温かい民話感、大好きだよ〜🌸✨