テラーノベル
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マーダーミステリーの本気バージョンがいつか公開されます。
その世界線の一部が反映されたみたいだね
マーダーミステリーの本編とは無関係!
成瀬「……?」
「はーあ、やっと成功かよ…」
ポツリと誰かが呟いた。
思考がはっきりしない。頭が痛い、目眩が…
成瀬「…」
この人は誰だ?ここはどこだ?
なんで人の顔にモザイクがかかるのか。分からない。
分かったらダメだと頭の中が警報を鳴らす。
どうして警報が鳴っているのか分からない。しかし、世の中知らないこともある。
辺りを見渡すと薄暗い部屋で、窓も扉も見当たらない。
どうしてこうなったのか、よく分からない。が
これは監禁と言っても良いだろう。
さて。監禁するような人が俺の友達な訳無い。どうやって潜り抜けようか。
成瀬「…」
辺りを見渡す。視界が少しぼやけていて、物と物の境界線が分かりずらい。ため息が零れる。
「成瀬様!!」
こいつらは俺を慕っている。どういう気持ちで、何のために慕っているのさえも分からなかった。
らっだぁ
その言葉が不意に口から漏れそうになる。
しかし、その言葉は禁忌なのだろうと体が反応し、口を閉じる。
らっだぁ「なんで俺?」
現在、ピクトさんとともさんが成瀬を連れていかれたらしい。という所で現在場所を聞かして貰っている。
場所が分かるなら自分達で行けばいいと思うが、どうやらそうとは行かないらしい。
はぁ……ぺんちゃんに会いたい…
ジタバタと足を動かし、寂しい気持ちを抑える。
長い説明を終えた後、直ぐに部屋を飛び出しぺいんとに抱きつく。
やっぱり、ぺいんとの事。
しにがみ「…あのらっだぁさんがぺいんとさんにくっついてる?!」
まるでなにかのbotかのように大袈裟に反応する。
ぺいんとは腕を掴み、抱きついた腕をどかそうとしている。
(ぎゅ
なんか腹が立ったのでぺいんとに強く抱きしめる。
ぺいんと「痛い痛い!!ギブ!!ギブだから!!!」
と腕をパシパシ力の無い手で叩く。
ぺいんとの顔が赤く染っていて、顔が小さくて。
こんな事をしている自分に笑いかけてくれるなんて。
らっだぁ「……」
あーあ。こんな時に駄目だよね。
こんなに、ぺいんとを
虐めたくなるほど好きだなんて。
ぺいんと「らっだぁ?」
(パッ
腕をぺいんとから離す。
名残惜しいけれど、ぺいんとに嫌われたくない。
らっだぁ「なんでもないよ。それよりなるせ救出作戦ー!!!!」
ぺいんと「うぉおおお!!!」
その言葉が大きすぎたのか周りに視線が集まる。
《あのヴィランが?なにかの聞き間違えじゃね?》
聞きたくもない声が聞こえてくる。
だけど。
大好きな君の傍を堂々と歩きたい。
コメント
8件
らだの愛重めで良き…