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最近真希は任務と実家への帰省で何かと忙しいらしい。夜に消灯の確認という口実を作って真希の部屋をのぞくも、真希はそのあとに帰ってくる。ちょっとだけ居座ってみたら、帰ってきた真希に飛び上がって驚かれたうえ、次に来たら出禁だと脅された。
「ねぇねぇ」
「うるさい、今報告書書いてる」
「真希、ちゃんと寝てる?」
「もともとそこまで寝る体質じゃない」
真希の目の下に指をあてる。
「クマできてる」
「・・・」
真希はうつむいてしまった。
男らしい真希とて女の子なのだ。そんな女の子に対してクマができているというのはさすがにデリカシーがなかっただろうか。
「ごめん」
「別に」
「真ー希、さすがに寝ないとやばいよ。一緒に寝てあげるから寝よ?」
「・・・どうせ寝れないからいい」
「寝れないって?」
「眠いけど寝れねーんだ」
「大丈夫?」
「大丈夫だからこれやってんだろ」
缶コーヒーをまた開けようとする真希の手を止めた。
「なにすんだよ」
「カフェインの取りすぎは体に良くないの」
「私の勝手だろ」
「それに消灯時間までもう10分もないよ。早く寝なさい」
僕にしては珍しく、強めの口調で言ってみた。真希は手を止めてスマホを取り出し、アラームを設定する。
「明日休みだよ?アラームなんていらないでしょ」
「お前に関係ねえっつーの」
「やっぱ一緒に寝よう!」
「嫌だ!」
「真希、眠くなってきた?」
「ん・・・」
僕の肩に頭を押し付ける真希。服の下に覗くデコルテがきれいだ。
真希の頭をなんとなく撫でてみると、
「ん、それ、落ち着く」
と。
鼓動が早くなった気もするけど、真希は気づいてないみたいで安心する。
「あんなに一緒に寝るの嫌だって言ってたのにね」
頭をなでながら、柔らかそうな耳たぶも触ってみる。予想通り、強く触ったら壊れてしまいそうなくらいに柔らかく、いつまでも触りたくなるような、そんな感じ。
「ん、んぅ・・っ」
「真希?」
「んっ・・・耳・・っやめろ・・・ぁっ」
ふぅん・・・真希、耳弱いんだ。
喘ぎを漏らすようにする真希。嫌だと言っているが、やめてはやらない。
「も、悟・・っ!」
「ごめんごめん。可愛くてつい・・・ね」
すねたように眠ってしまう真希を一度抱きしめて、僕も眠りについた。
stay tuned.