紫先輩は、橙先輩が怖いって
当たり前だろうな。
僕が紫先輩の立場だったら、無理。
それで、橙先輩の顔とか、声とか匂いとかが近くにあると
思い出してしまうそう。
それで気分が悪くなってしまうらしい。
僕も、紫先輩がそこから辛い思いをしてしまうなら、無理に話さなくていいと思うし。
最悪の場合、紫先輩、過呼吸起こしちゃうと困るからね。
青「あ、橙先輩、」
橙『おう、、どないしたん?』
良かった、電話には出てくれた。
青「伝えておきたいことがあって、、」
橙『ん?』
青「紫先輩と、少し距離を取っておいた方がいいいなと…」
橙『…』
青「あの、紫先輩が好きとかじゃなくて、紫先輩のたm」
橙『うん…分かっとる。』
意外にも橙先輩の納得が早くてびっくりした。
橙
『でも、こんな事しておいて、距離取るの、なんか逃げとるみたいで嫌なんや
自分自身の問題に、しっかり向き合いたい』
青「そんな事…紫先輩のためにならないです。」
橙『…ごめんって紫ー君に言っといて。』
青「…」
プツ…ツー…ツー…
え、切れた
でも一先ずは大丈夫かな、?
紫先輩と暫くは近くを離れないようにしよ
青「紫先輩、暫く橙先輩は来ないかもしれないんですけど、、」
紫「うん、その方が俺にもいいかなって…大丈夫」
紫先輩が入院してから
“大丈夫”
この言葉が増えた気がする。
別に、言っていても問題はない。
けど、
大丈夫じゃないなら、
その言葉を簡単に言って欲しくない。
辛いなら辛い
しんどいならしんどいって
ちゃんと言って欲しい
皆を不安にさせたくないのは分かる
僕だって多分そう言う。
だから、上手くは表せないけど、
もっと頼って欲しい
いや…もしかしたら、
紫先輩は頼ったりなんかしなくても、
いいのかもしれない。
完璧な、憧れの先輩だからね。
青「紫先輩。」
紫「どうしたの?改まって笑」
青「大丈夫って言うのやめません?」
紫「え、、?笑」
青「口ではそう言ってても、とても大丈夫には見えないんです」
紫「そう…かな…」
青
「僕が言うのも馬鹿らしいかもしれないです。
でも、今まで紫先輩に頼ってばかりだったので、
今度は逆になりたいです。」
僕だって助けたい。
頼って欲しい。
紫先輩が壊れてしまう前に
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