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初めまして!
藍兎です!
小説書いていきます!
どうぞ!
『君が笑える日まで』始まり
第1話
教室のドアを開けた瞬間、空気が変わった。
モブ「……あ、来た」
ヒソヒソとた声。
わざと聞こえるような笑い声。
ーーまた、始まる。
僕は何も言わず、自分の席へ向かう。
でも、
モブ「うわ、机汚っ」
誰かがわざとらしく声を上げた。
机の上には、黒いマジックで書かれた言葉。
“きもい”
“消えろ”
少しだけ、手が止まる。
🐇(……昨日、ちゃんと消したはずやのに)
それでも僕は、何も言わずにカバンからティッシュを取り出した。
ゴシゴシと文字を消す。
消えない。
強くこすっても、にじむだけ
モブ「ねぇ、それきえないでしょ?」
後ろから声がする。
モブ「最初からそういう顔なんだし、ちょうどいいじゃん」
ドッ、と笑いが起きる。
ーー慣れてるはずなのに。
胸の奥がぎゅっと痛む。
それでも、
🐇「……別に」
小さく、それだけ
強がりでもなんでもなく、ただそう言うしかなかった。
そのとき。
ガラッ、と教室のドアが開いた。
??「遅れてすいません」
静かな声。クラスの空気が少しだけ変わる。
先生の後ろに立っていたのはーー
??「今日から転校してきました」
まっすぐ前を見て、そう言った。
🤪「名前はifです」
その視線が、ふと僕に向く。
一瞬だけ目が合う。
なぜか、逸らせなかった。
🤪「……よろしくお願いします」
その一言で、何かが少しだけ変わった気がした。