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#あべさく
もずくぷりん
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愛月☆
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junp_Sn-Fk.
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翌週。
足首はほとんど治っていた。
「岩本!」
昼休み、クラスメイトが照の肩を叩く。
「今日の体育サボって保健室行く?」
💛「行かねぇよ」
「じゃあ新しい保健の先生見に行こうぜ」
「女子が結構行ってるらしいよ」
💛「なんで」
「優しいし、イケメンらしい」
照は苦笑した。
「お前、見てもらったんだろ?」
💛「普通の先生だった」
「冷たかった?」
💛「いや」
「じゃあ?」
照は少し考える。
💛「……落ち着いてる」
それ以上の言葉は出てこなかった。
────────
午後。
体育の授業。
準備運動をしていると、足首にわずかな違和感が走る。
「岩本、大丈夫か?」
💛「平気です」
「無理なら保健室行けよ」
💛「はい」
結局、そのまま授業は最後まで受けた。
────────
放課後。
部活前。
テーピングを巻こうとしたが、うまく巻けない。
「照、保健室行って巻いてもらえば?」
マネージャーの一言で、照は少し悩む。
一人でもできる。
そう思ったが、巻き直しているうちに時間だけが過ぎていく。
💛「……行ってくる」
────────
コンコン。
💜「どうぞ」
ドアを開ける。
深澤はパソコンに向かっていた。
照を見ると、小さく笑う。
💜「足首?」
💛「テーピングお願いしたくて」
💜「いいよ」
ベッドへ座る。
深澤は慣れた手つきでテープを取り出した。
💜「今日は痛い?」
💛「ちょっと違和感あるくらいです」
💜「授業は?」
💛「最後まで出ました」
その瞬間。
深澤の手が止まる。
💜「ちゃんと様子見って言ったよね」
責めるような言い方ではない。
確認するような口調だった。
💛「……すみません」
💜「謝らなくていいよ」
💜「でも、身体は一つしかないから」
💜「無理して悪化したら、好きな部活もできなくなる」
照は黙って頷いた。
深澤はそれ以上何も言わず、丁寧にテープを巻いていく。
────────
巻き終えると、照は足を動かしてみる。
💛「動きやすい」
💜「それならよかった」
照は立ち上がる。
💛「ありがとうございました」
💜「うん」
ドアへ向かう途中。
💜「岩本」
呼び止められる。
💛「はい?」
💜「テーピングは今日だけ」
💜「明日も違和感あったら、自分で判断しないで来て」
💛「分かりました」
💜「あと」
深澤は少しだけ笑う。
💜「保健室って、怪我した人しか来ちゃいけない場所じゃないから」
💜「困ったことがあったら遠慮なく来な」
照は軽く会釈して保健室を出た。
────────
廊下を歩きながら、照は足元を見つめる。
さっきまであった違和感はほとんどない。
(テーピング、上手いな)
そんなことを考えながら体育館へ向かう。
一方、保健室では。
深澤がテープを片付けながら、小さく息をついた。
💜「ちゃんと休んでくれればいいけど」
窓の外では、部活動へ向かう生徒たちが走っていく。
その中に、テーピングを巻いた岩本の姿もあった。
深澤はその背中を見送り、再び仕事へ戻る。
まだ二人は、先生と生徒。
ただそれだけの関係だった。
コメント
1件
「落ち着いてる」——照のその一言がすごく印象に残りました。まだ多くを語らない距離感なのに、ちゃんと深澤先生の人となりを掴んでるんだなって。それに「身体は一つしかないから」って注意の仕方も、押しつけがましくなくて、先生の誠実さがにじんでいて好きです。最後の“ただそれだけの関係”という一文で、これからどう変わっていくのか、すごく気になりました。続きが楽しみです。