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10年後、結婚への道

陽斗とさくらが再会してから、二人の関係はさらに深まっていった。お互いに尊敬し合い、支え合いながら過ごす時間が増える中で、次第にお互いの存在が欠かせないものとなっていった。

陽斗はオリンピックの舞台でも素晴らしい成績を収め、その後も国内外の大会で数々のタイトルを手にした。さくらは、スポーツ業界でのキャリアを順調に積み重ね、大きなイベントを成功させる立役者となっていた。だが、どれだけ忙しくても、二人はしっかりと連絡を取り合い、時には再会して一緒に過ごす時間を大切にしていた。

ある日、陽斗がさくらを呼び出すと、いつもと違う真剣な表情をしていた。

「さくら、ちょっと話があるんだ。」陽斗は少し緊張した様子で言った。

さくらはその様子に驚きつつも、少し心配になって「どうしたの?何かあった?」

陽斗は深呼吸をして、ゆっくりと言葉を紡いだ。「実は…さくら、俺、ずっと思ってたんだ。お前と一緒にいると、すごく幸せだって。お前がいないと、どんなに頑張っても、何か足りない気がする。俺、これからもお前と一緒に人生を歩んでいきたい。」

さくらはその言葉に胸が高鳴り、心の中で予感が走った。「陽斗、私も…同じ気持ちだよ。あなたと一緒にいると、何も怖くないし、どんな困難も乗り越えられる気がする。」

陽斗はその言葉を聞いて、少し照れくさそうに笑った。「じゃあ…さくら、結婚しよう。」

その一言が、さくらの心に深く響いた。まさか10年前、あの体育祭の日に一緒に走ったあの日から、こんな瞬間が訪れるなんて思ってもいなかった。でも、陽斗の言葉に迷いはなかった。彼の気持ちが、真摯に伝わってきた。

「はい。」さくらは力強く答えた。「私も、ずっとあなたと一緒にいたい。」

その瞬間、二人の世界が一つになったような気がした。どんなに長い年月が経とうと、二人の絆は色褪せることなく、ますます深くなっていった。



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