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治視点
「俺彼女できてん!」
これを言われたのはあの出来事から2日後の帰り道で、侑はニコニコしていていかにも上機嫌だった。
流石、仕事が早いなとも思ったが、告白されたからといって付き合う侑にも少し問題がある。
まあそれほどタイプだったんだろうけど。
「そおか、良かったな。どんな子なん」
一応外見を聞いてみる。
あの子じゃない可能性もあったから。
「えっと、髪が長くて可愛ええ子!」
髪が長くて可愛い子なんてどこにでもおるんですけど。
あの子だと確信するためには色々聞いてみる必要がある。
「部活は?」
「たしかバスケやったな」
バスケ部でロングはあの子しかいない。
「そないにその子のこと好きなん?」
「好き!やって可愛いし優しいし、嘘はつかんし最高やもん」
残念やったな侑。
今からその子に裏切られるんやで。
やってその子は1ミリも侑に興味なんてないんやから。
さっきからブーブーなっている携帯。きっとこれはあの子からの電話だ。
我ながら最低やな、俺。
でも侑なら受け入れてくれるって信じとるよ。
だって、結局お前の1番大事なもんは俺やから。
はよ気付いて、俺んとこに堕ちてきて。
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