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めちゃくちゃいい あとフォローしました。
タイトルとサムネが合ってなさすぎて思わずタップしてしまった...wwww
これ、めっちゃ好きです! もっと頑張ったら、テラノーベルで、1位とれるんじゃないですか?
「………ん……」
パチリと数回瞬きをし、目を擦る。目覚まし時計を見てみると短い針は午前3時を指している。どうやら真夜中に目を覚ましてしまったようだ。
喉の乾きを感じ、とりあえず1階に降り水を飲もう、としのぶは立ち上がる。ふぁあ〜と欠伸をしてから寝室を出た。
水を飲み、そんな時間も掛からず部屋に戻ってきたしのぶはもう一度寝ようと布団に潜った。大のおとな2人は余裕で入るキングサイズのベッド。悲しきかなしのぶはこれを1人で愛用している。___わけはなく、しのぶの恋人である冨岡義勇が一緒に隣で寝ている。すぅすぅと水面のように静かな寝息を立てぐっすり眠っている恋人に抱きつくようにして横になる。彼の匂いが鼻腔に広がり幸せな気分になる。はぁ…と息を吐き彼の腹に背を向けるようにして寝返りを打つ。瞼を閉じ睡魔が来るのを待っていた__。
またしてもしのぶは目が覚めてしまった。と言っても、半分寝ている状態である。
ガサゴソと服のすれる音、己より幾分か暖かい大きな手の感触、首筋にかかる鼻息。
気にはならないが少々うざったい。覚醒しきっていないしのぶは「それよりも寝たい」という欲が勝ち、無視を決め込む。
「んんー……」
明日も朝から講義がある、やらなければならないレポートもある。
眠い、寝る。
しかしゴツゴツとした大きな手の動きは止まらずしのぶの身体を撫で回す。腹を撫で、尻を撫で、太腿を撫でる。
それらをたっぷり撫で回したあと、手は少し大胆に、服をめくりフロント式のブラを外した。そして胸を触るかと思いきや手は股部分で止まり、パジャマの短パンを脱がしてしまった。ちゃんと被っていたはずの布団は何故か引っぺがされていて、夏だからと言って腹や諸々を出してはさすがに冷えた。
「…んん”…」
しのぶは手探りで布団を探すが見当たらず、何かをぎゅっと掴んだ。棒のようだか鉄のように硬い訳では無い…だが芯があるように感じる、すこし上下に擦ると隣から「ん…」という声が聞こえた。ん…??ん??これは?もしや???
恐る恐る目を開けてみる。
すると案の定、布団はおろか、パジャマが剥ぎ取られている!
それにびっくりしたしのぶは隣で眠る恋人は本当は起きているのではとキッと睨みあげるが彼は目を閉じ寝息を立てていた。
___え、寝てる……!?!
しのぶは困惑した。宇宙猫になった。
え?え?と驚いている間もしのぶに触れている手は動き続けている。
「…んっ…」
乳首をきゅっとつままれしのぶは思わず声を出してしまった。
__嘘でしょ!?な、え、どうして!?
彼が触ってきているはずなのに当の彼は寝ているし、起こせばいいのだろうが気を抜くと変な声が出てしまいそうだった。
「ふ… ん、……っ」
いつもの愛撫のように触れられ、声が出てしまわぬよう両手で口を塞ぐ。
ピンッ、と弾かれたりクリクリと指の腹で優しくこねられたりと本当に寝ているのかと疑うような動き。胸を愛撫してくる彼の右手に集中していたせいか、下へ下へと降りていく左手に気が付かなかった。
_____くちゅ…
「ひゃん…っ!?」
彼の左手が下着の中へと侵入し、湿った泥濘に触れた。指は入ってはいないものの入口付近を中指でこすられ、卑猥な音が鳴る。
「…っ、はふ…、ぁ」
なんで、どうして、寝てるんじゃないの。
触ってくる本人は寝てるのにどうしてこんな、こんなやらしい手つきで触れてくるのかしのぶは理解出来ない。
眠っている時の人間の脳は休んでいる状態であり、言わば仮死状態である。そんな無意識の時にどうやってこの男は愛撫のように触れてくるのだろう。
いくら博識な彼女でも解は出てこなかった。それどころか眠たいのに少し物足りない刺激のせいで脳は余計にとろけていた。
「はっ…ぁ、ぅ、うぁぁ…っ」
ねむたい、けどイキたい。でもねむい。ムラムラする、イキたい、イキたい。
自然としのぶの腰が義勇の手に擦り付けるようにして尻が上がり、自分から気持ちイイところに当てさせる。
「きもちぃ…ッ、ぁあっ、ンッ…!」
ピクピクとしのぶの脚が震えだす。下半身はそのままに上半身だけ義勇の方に寄り、義勇の安心する匂いを堪能する。
ナカに指は入れてないが彼の中指がとどめと言わんばかりにクリトリスを責めまくる。
しのぶは彼の服をぎゅっと握ると、もうすぐ来るであろう絶頂に構えた。
「…ッッ…!、ぃ、イぁッ…!」
_____絶頂寸前で指が止まった。しのぶは頭上に「?」を浮かべ腰を揺らす。
「…?ゆ、び…、とま…?」
「しのぶ」
聞き慣れた、低く、心が落ち着く声。しのぶはこの【イケボ】と呼ばれた低音ボイスが好きだった。
…しかし、心が落ち着くその声は、今はしのぶの心臓を激しく突き動かしていた。
「………ぇっ」
完全に覚醒したしのぶはこちらを見下ろしている義勇の視線と合う。
モロに出ている乳房、ぐちゅぐちゅにとけている女陰、とろけきった雌の顔。もはや隠すことなど不可能であった。
ふたりの視線が絡み合ったまま、お互いフリーズする。
彼は、どういう感情?と聞きたくなるような顔でこちらを見ている。しのぶもしのぶで、羞恥心で消え去りたいくらい恥ずかしい。
あ、えと、その…、ととてもか細い声で何かを喋ろうとしている彼女に義勇は口を挟む。
「…すまない」
「…ぇ?」
その すまない を理解する間もなく彼女は途端に強い刺激に襲われる。
「ぁああッ…!?」
冷めかけていた熱が戻ってくる。今度は中指がナカで激しく動き回っていた。クリトリスは親指の腹で強すぎるくらいに押しつぶされている。
水音がいやに耳に響く。この音も自分から出ているのだと思うと顔に熱が集まる。
「ぎゅッ、さ、ぁン…!ま、ぅッ」
「かわいい。かわいいな、しのぶ」
舌足らずな滑舌で、義勇と名前を呼ぶ度に彼も甘く優しい声音で愛の言葉を囁くように言う。遠ざかっていた絶頂感がすぐそこまで迫ってきていた。義勇の首に手を回しキスをねだる。
「ね、ちゅぅ、したいっ、」
滅多に彼女から言わないおねだりに義勇は破壊的な可愛さに心臓が鷲掴みされたような感覚を覚えた。
「ぁんっ…ん、んぅっ…んっ、」
望み通りにキスをしてやると自ら積極的に舌を絡めてくる。
痛いぐらいに腫れている己の魔羅がさらにビクビクと膨らむ。これはきっと出すまで治まらないな、と義勇は察した。
「んぁッ、い、いき、そっ、です…ッ、ん、はぁうんんっ…!ん、んんッ」
苦しくて1度唇を離したしのぶだが、すぐに義勇によって大きな舌で食べられる。
酸欠になってしまいそう、という思考が脳裏を横切ったが、気持ちイイ、大好き、イキたい、という欲が脳全体を埋めつくした。
「はっ、はっ、んんッ…!ぃくッ…、すきっぎゆぅさ、ンッ、すきッ…!」
「俺も好きだしのぶ。愛してる」
「ーーー~~~~ーーーッッ!!!」
大きくビクンッ!と腰が浮かび、無言イキをする。
ガクガクと痙攣し息が整ったころにナカから指を抜く。手のひらがびしょびしょに濡れていて中指がふやけてしまっている。手に付いたしのぶの愛液を舐めとり、下着をすこし下にずらしボロン!という擬音がぴったりなほど魔羅が元気よく飛び出す。
こんなにほぐれていればすぐ入るだろうと義勇がしのぶの膝裏に手を添え脚を開かせた。
「……しのぶ?」
「……スゥー……スゥー…」
静かに寝息をたて寝ていた。
元々眠たかったのに、義勇の動き回る手がしつこかったせいで眠れなかったのだ。それに絶頂後の脱力感も相まってしのぶは瞼を閉じ眠ってしまっていた。
さすがに気持ちよさそうに寝ている相手に手は出せなかった()
しかしやる気満々の“コレ”は出さないとこちらが眠れない。はぁ…と深いため息をついてから義勇はトイレへと向かった。
「ん…」
カーテンの隙間から微かに差し込む朝日。ジリリリと鳴り響く目覚まし時計。それを止めてヴンン…と唸りながらしのぶは目を覚ます。
朝が弱いしのぶはベッドの上で上体を起こし数分固まる。眠い、寝ようかな。でも今日は講義がある。でも眠いしな、休んじゃおうかな。そんなことを数分間悩んで結局いつものそのそと起き上がっている。
しのぶと違って義勇は朝に強い。目覚まし時計も使わず必ず毎日6時には起きている。
少し冷たくなった隣。朝起きた時に隣にいなくて寂しいと思う時はあれど1階のリビングから香る朝食の匂いにその寂しさも薄まる。
「しのぶ」
ドアが開き義勇が顔をのぞかせる。なかなか降りてこないしのぶの様子を見に来たのだろうか。
「よかった、起きてるな」
この後いつもなら「朝ごはん出来てるからな」と言って下に降りていくのだが今日はドアを閉めしのぶに近付き覆い被さる。
「…??ぎゆさん…?」
ボフンっ、とベッドに寝かされたしのぶはパチパチとまだ半目の瞳が瞬きを繰り返す。
「いつもより早い時間に起こして済まなかったな」
目覚まし時計が鳴ったから起きたしのぶははっきりと今の時間を見てはいない。
頭を動かし止めた時計を見る。いつもより断然早い時間帯。夏だからか、太陽が顔を出すのが早く、外が明るかったから気が付かなかった。
「最後まで出来なかったから、したい」
そう言って返事も聞かずしのぶの首筋に顔を近づけひと舐めする。
やばい、と感じたしのぶはすぐ静止の声を掛けた。
「だ、めですよ…っ、今日は学校が…!」
「知っている。車で送るから付き合え」
じゅっと強く首を吸われ、ひぅっと情けない声が出る。そのまま鎖骨や胸元二の腕へといろんなところに痕をつけられる。
「こんなところっ、見えちゃいます…」
「見えて何が悪い、牽制だ」
本当にする気なんだ、この人。私の腰が立たなくなったらどうするのよ、このバカ。
と思うもそう言えない自分も本当は期待しているのだと気付いてしまい、しのぶは顔を赤くさせた。
「んもぉ…、優しくしてくださいね…?」
「ブチッ」(理性崩壊の音)
とことん義勇の理性をその可愛さでぶち壊していくしのぶであった。
ー蛇足ー
義勇さんほんとに寝てたんですよ!!寝ながらしのぶさんの事イかせ続けて翌日しのぶさんが義勇さんの事を見る度に顔を赤くして股部分を抑えてもじもじさせるっていう初々しいしのぶさんを書きたかったのに!!!!義勇さん起きたんだけど!!?!
義勇さんが言った「すまない」は「(寸止めしてしまって)すまない」って意味です!
遅いけど一応
義勇(25)
しのぶ(19)
しのぶさん大学1年生設定。
てか手マ×ってエチだな…。
ここまで読んでいただきありがとうございました!