31 優男
『先生……』
もう、頭が追いついていなかった。
気がついた頃にはもう、口に出していた。
「ん?」
『…ハグ、したいです』
「……」
渡 side
頭が、追いつかなかった。
なんとなく、そーゆー雰囲気にしてしまった自分も悪いとは思うけど。
なんで、そんな言葉をだすのか。
そう思ってる頃には、答えが見つかっていたと思う。
○○ side
「……」
『あ、、ごめんなさい!!』
『おかしいですよね、!彼女いるのに……』
『……失礼します』
私は走って逃げ出す。
バカだ。大バカだ。
何を言ってしまったのか、私は。
恥ずかしい。自分が。泣きそうなくらいに
ちょっと、泣いてるけど、
もう、先生になんて会えない
「姫野、!!」
え先生、?
私の名前を、呼んでる、
ごめんね。先生。行けないや。
こんな酷い顔で、行けない。
その時、ふわぁっと先生の香りがした。
先生の温かい体温が私を包む。
「…っ!泣」
私、今、抱きしめられてるんだ。先生に。
やっぱ、優しいね、先生は
「……」
何にも言わずに、ただ抱きしめてくれる。
おかげで、泣き止むことができた。
先生の優しさが心地よい。
やっぱ、好きだ。先生が。
コメント
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うわぁぁぁぁキュ-(⸝⸝⸝°◽︎°⸝⸝⸝)→ ン
さあやもはぐして貰える日が来ますように、、!