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雪村 麻耶🦇🩷 。🦅🖤
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#SixTONES
仕事が終わり、みんなが帰る準備をしていた。
「奈海、まだ帰らないの?」
髙地が声をかける。
「うん。ちょっとだけ仕事残ってて」
奈海が机の上の資料をまとめる。
「じゃあ俺、待ってるよ」
「え? いいの?」
「うん。昔から一人で残るの嫌だったじゃん(笑)」
「……覚えてたんだ」
奈海が少し嬉しそうに笑う。
「そりゃ覚えてるよ」
「なんか懐かしいね」
「そうだな」
二人で話しながら、奈海が残っていた仕事を終わらせていく。
しばらくして。
「終わったー!」
奈海が伸びをする。
「お疲れ」
「ありがとう。待っててくれて助かった」
「いいよ。昔からこういうのは一緒だったし」
奈海が笑う。
「なんか、こうしてると高校の頃みたいだね」
「……確かに」
髙地は奈海を見つめた。
4年前とは違う。
仕事をしている奈海は、昔よりずっと大人になっている。
でも。
笑ったときの表情は、昔と変わらない。
「じゃあ、帰ろっか」
「うん」
二人で歩き出す。
会社を出て、並んで歩く。
奈海が何気なく髙地の隣に並んだ。
その瞬間。
髙地の胸が、強く鳴った。
「……あれ?」
自分でも驚くくらい、奈海のことが近く感じる。
いつも通り。
幼馴染だから、一緒に歩いているだけ。
それなのに。
――俺、奈海が誰かの隣にいるの、嫌かもしれない。
髙地は、ふと足を止めた。
「……どうしたの?」
奈海が振り返る。
「いや……なんでもない」
髙地は笑って、また歩き出した。
でも、頭の中からさっきの気持ちが離れない。
――もしかして俺。
「……奈海のこと」
小さく呟く。
その先の言葉は、まだ口にできなかった。
ただ。
**髙地の中でも、何かが変わり始めていた。**
コメント
1件
みぅです🤍🥀 第15話、読みました……! もうね、冒頭の「昔から一人で残るの嫌だったじゃん」って髙地のセリフ、そこからもう沁みました。4年前のことを覚えてて、何気なく言える距離感が幼馴染って感じで。 それで奈海の「覚えてたんだ」がまたじんわり来る……。 仕事終わりの他愛ない会話が、髙地の中で少しずつ意味を持ち始めてるのが伝わってきて、胸がぎゅってなりました。 最後の「奈海のこと」、その先を言えなかったのもすごく好きです。言葉にしなくても変わっていく気持ち、すごく丁寧に描かれてて。 あの夜道の二人の空気感、ちゃんと味わわせてもらいました🌙