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「ありがとね？送ってくれて」
月「別に」
「もうすぐだし、ここで大丈夫だよ」
月「無理」
「え、大丈夫だって」
月「最後まで送らなくて君に何かあったら僕が殺されるから」
月「君の彼氏に」
「……ぇ」
月「だから行くよ」
「…笑気づいてた？」
月「まあ」
「ねえ…何でずっと横を向くの？こっちを見てくれないの？」
月「……なに、見てほしいわけ」
「そんなんじゃなくて」
月「もういいでしょ」
「は…？」
月「変に優しくしないで」
月「僕のことを見ないで」
月「勘違いさせないで」
月「変な期待…させないでよ」
「……っ、」
“変な期待を生ませないで”
月「はい…ここでじゃあね」
「ありがとう…あのさ」
月「距離おこう」
「え」
月「時間を頂戴………お願い」
「時間、ってなんの」
月「……っ、君をまだ好きでいる時間」
「、！」
月「僕を振って」
「…ぇ」
月「僕を振って…諦めさせて」
月「諦めることは多分無理…だけど、それで少しでも軽くなるなら」
月「お願い…」
「、…ごめん、なさい…蛍と付き合うことはできません…っ」
月「…はい…」
月「ありがとう、振ってくれて…好きにさせてくれて」
「………」
月「友達に、戻ろう」
「、うん…」
月「ばいばい」
「ばい…ばい」
私が飛雄を選んだのに
他の人を選ばずに
飛雄を選んだのに
なんで
どうしてこんな
おかしいでしょ
なんでこんなにも
涙と胸の締め付けが止まらないの…、っ？
コメント
1件
ツッキー辛すぎ😭
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