テラーノベル
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「へへっ!どうだ銀華、この『新八眼鏡・犬耳コマネチ』スタイルは!お前の美少女キャリアも今日で終わりだ……」
銀時が腹を抱えて笑い転げていた、その時。
「……へぇ。私の顔、そんなに面白くなっちゃったんだ?」
「ひぎぃっ!?」
背後から聞こえてきたのは、止まっているはずの、しかし極低温まで冷え切った銀華の声。
銀時が脂汗を流しながらギギギと首を回すと、そこには右手首にもう一つのブレスレットを光らせ、般若のような笑顔を浮かべた銀華が立っていました。
「な、なんで……お前、予備持ってたの!? じいさぁぁん! どんだけ配布してんだよあのアクセ!!」
「予備っていうか、これペアセットだったんだよね。はい、銀さんの分(物理)」
銀華が振り下ろした「洞爺湖(銀時の私物)」が、銀時の脳天を直撃しました。
ドゴォォォォォン!!
「あべしっ!!」
銀時が床にめり込むと同時に、源外のリモコンが衝撃で粉砕。
「さすが、銀華様!、 モノが違うぜぇぇぇ!!」
銀時がそう言うと、解除された世界で、ようやく動き出した新八と神楽が目にしたのは、
「新八のメガネをかけてコマネチポーズの銀華」と
「その足元で白目を剥いて泡を吹いている銀時」
という地獄絵図でした。
「銀ちゃん!? 何があったのヨ! 銀華が新八化してるネ!!」
「僕の眼鏡を返せぇぇぇ!! っていうか銀華さん、その格好どうしたんですか!?」
銀華は無言で顔のマジックを拭い取ると、ピクピク動く銀時の耳元で、死神のような声で囁きました。
「銀さん。……さっきの『大好き』、永久にキャンセルでいいよね?」
銀時の意識が遠のく中、万事屋に響き渡ったのは、恋の進展どころか、銀時の断末魔の叫びでした。
「ねぇ、神楽ちゃん、あの二人って…ただ精神を削り合うだけの何かなんですかね…」
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「ふぅ……ちょっとスッキリしたかな」
銀華は手に持ったマジックのキャップをパチンと閉めると、満足げに腰に手を当てました。
床に転がっている銀時の顔は、もはや元の原型を留めていません。
両目には「パ」と「チ」、おでこには「糖分」
さらに鼻の下には立派なチョビ髭と、頬には紅芋のような渦巻き。
極めつけは、そのポーズです。
銀華は、気を失ってぐにゃぐにゃの銀時の体を無理やり曲げ、片足を高く上げさせ、両手は指先までピンと伸ばした「全力のシェー!」の形で固定しました。さらに、股の間には空き缶を挟ませるという徹底ぶりです。
「よし、いい角度。銀さん、最高に『イヤミ』っぽいよ」
「いや、イヤミは総沖田んだからぁぁぁ!!
と、新八のツッコミが炸裂する。
そして銀華は懐からスマホを取り出すと、情けない姿で晒されている主人公を、あらゆる角度から連写し始めました。
パシャッ! パシャッ! パシャパシャパシャッ!!
「あ、今の半開きの口、超マヌケ。これも保存。……こっちは新八くんとのツーショットにしよっか」
「ちょ、銀華さん!? 僕を巻き込まないでください! そもそも僕の眼鏡、まだ銀さんの股の間に挟まって……ああっ、撮らないで! ネットに上げないでぇぇ!!」
新八の悲鳴をBGMに、銀華はニコニコと最高の笑顔でシャッターを切り続けます。
「大丈夫だよ新八くん。これは万事屋の『歴史的敗北資料』として、私が一生大切に保管しといてあげるから」
「それ、一番タチ悪いやつアル。……あ、銀華。銀ちゃんの鼻の穴に酢昆布突っ込んだら、もっと映えると思うネ」
「神楽ちゃんナイス! やってみようか」
数分後、銀時が目を覚ました時には、スマホのアルバムは「銀時の黒歴史」でパンパンに。
そして、その写真は即座にお登勢さんや真選組のグループチャットに誤爆(という名の故意)されるのでした。
ネコの退屈
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コメント
1件
いやー、今回も最高だったわ!笑い死ぬかと思った(笑) 銀華の逆襲、まさか予備のブレスレット持ってるとは思わなかったし、洞爺湖でぶん殴る展開は銀魂らしさ全開でニヤニヤが止まらんかった。 「大好き、永久にキャンセル」の宣告も、銀時の断末魔も、万事屋の平和な空気が一瞬で崩れた感じがたまらん。 神楽ちゃんと新八のツッコミも冴えてたし、黒歴史写真の連写&グループチャット拡散まで計算済みな銀華、性格悪くて好きだわ(褒めてる)。 まさかこんなカオスなラブコメになるとは思わなかったけど、この破壊力、癖になるわ🔥 次回も楽しみにしてる!