テラーノベル
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良いこと悪いこと
良い子と悪い子と__
ターボーが殺されたことがニュースになった時
キング「ああぁぁぁぁぁ!!!なんで…何でみんな死ぬんだよ…!!!」
加奈「……っ(心配そうな目で将を見つめながら花音の肩を抱く)
花音「……」
キング「ターボーまで…ターボーまでやられちまった…!!!」
(ふらふらとしながら自分の部屋に戻り頭を搔きむしる)
キング「何で…何で何だよ…、!!!」
(部屋にある道具などを蹴る)
(扉の向こうから声が聞こえる)
宇都見「なぁ、高木ー、居るか?」
キング「……は、?」
宇津見「俺だよ俺、宇津見だよ」
キング「……」
(扉を開ける)
宇津見「おぉ、サンキューな」
(部屋に入ってくる)
キング「……」
宇津見「おいおい、そんな暗い顔してどうしたよ」
キング「……ターボーが死んだ。」
宇津見「…そりゃあ良かったな」
キング「…は?」
宇津見「誰があいつを殺したか知りたいか?俺だよ。俺」
キング「は……?」
(宇津見の胸倉を掴む)
キング「おい、お前、!!!どういうことだよ、!!!」
宇津見「まぁまぁ落ち着けって。だから俺だって言ってるだろ?小山隆弘を殺したのは俺だ」
キング「……」
理解が追い付かない。何故。どうしてなのか。
宇津見「あいつだけじゃないぜ?他の死んだ奴らも全員、俺が殺した。」
(宇津見を壁に押し付けながら強い力で胸倉を掴む)
キング「お前、!!何でそんなこと、!!!ターボーを…貧ちゃんも…ちょんまげもカンタローも、!二コちゃんも…みんな、!!」
宇津見「っ、てぇな。でも…元輪と言えばお前らが悪いんだぞ?」
キング「はぁ、?何言ってんだよ、!」
宇津見「お前らは瀬戸紫苑を殺した。」
キング「っ、!」
宇津見「俺の…大事な人だったんだよ。瀬戸紫苑は。いやー、ほんと、紫苑がいるだけで俺の世界は明るかったよ。」
「でも…」
キング「…は?」
宇津見「覚えてるか?お前らが前にいじめてた‘‘瀬戸紫苑‘‘。俺の恋人だったんだよ。ピアニストになるのが夢だったんだ。」
——昔のビデオ——
瀬戸紫苑「瀬戸紫苑です。将来の夢は、ピアニストになることです。」
キング「…っ!!」
宇津見「お前らがいじめてたせいで、トラウマが出来ちまってな。まぁ、克服は出来たんだけどな。
でもその‘‘トラウマ‘‘ってもんが厄介なものでよ、お前が自分の子供連れて紫苑のところに来ただろ?
そのせいで紫苑のトラウマはまた蘇っちまってピアノが弾けなくなったんだよ。
そのせいで紫苑は…自殺した。」
キング「、自殺…っ、?」
宇津見「ようはお前らのせいで紫苑が死んだって訳だ。お前に俺の気持ちが分かるか?この気持ちが。」
キング「俺が…っ、」(涙を流す)
俺のせいで、っ、?
(力が抜けてその場に座り込む)
宇津見「そろそろ紫苑のための演奏会があるんだ。じゃあまたな。」
(部屋を出ていく)
キング「俺のせいで…俺のせいでみんなが、?俺のせいだ…俺のせいだ俺のせいだ…」
いや待てよ…違う…違う違う違う違う
あいつのせいだ。あいつのせいだ。あいつのせいだ。あいつのせいだ。
あいつのせいでみんなが…みんな死んだんだ。
俺のせいじゃない…俺は悪くない
許さない許さない許さない許さない
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