妄想 小説

なにか 妄想

 

 

 

 

@ だいすきな きみへ 。

今年 、 初めて  雪が降った日 。 僕 は 余命宣告 を 受けました 。

… 悲しいね 。 あと 1年半 で きみと さよなら なんて 。

だから 、 これを 遺（のこ）す 。

きみと 、 初めて会った日 。

その日 は 、 真夏 だったね 。

カフェ の レジ を 2人でしてた 。

…まず 、 先に謝っておこうかな 、

男 で ある 僕 が 男 で ある きみ を 好きになって ごめんね 。

僕が しんだらさ 、 可愛い 女の子 の 恋人 でも 作って よ 。

話 戻すね 。

あの日 は 、 色々な意味で あつかった よね 。

ドキドキ してた 。

だって 、 きみ が

〝 いつになったら好きになってくれんの？ 〟

って 聞いてきたから 。

… 本当 に ドキッ って なったんだ 。

嬉しくて 。 同時に びっくり して 。

 

初デート は 、 確か その カフェ だったよね 。

沢山 、 思い出 が 残ってる 。

だいすきな カフェ 。

 

やっぱり 、 2人 で 色々 してきたけどさ 、

僕は 、 きみ の 笑ってる顔 が 1番 すき だよ 。

 

 

来世 こそ 、 きみ の お嫁さん に なれますように 。

 

幸せに 生きてね ！！

 

 

 

 

 

…、 こんな 遺書 遺しやがって … 。

… 、 無理だよ 、 俺は … お前しかいない ってば 。

可愛い 女の子 と 幸せに なれだ ？？

ふざけんな … 俺は 、 お前 じゃなきゃ 無理だっつーのに 。

お前しか … 俺の事 受け入れてくれなかったのに 。

不良 で 問題ばっか起こしてた 俺 の こと 「 普通 」 に 扱ってくれたの 、 お前だけなんだよ …

今まで 、 恥ずくて 言えなかったけどよ …

… 好きなんだよ 、 愛してる

誰よりも 。

なあ 、 嫌だぜ … ？？ 戻ってきてくれよ 、 嘘だ って 言ってくれよ 、

なあ 、 なんで 黙ってたんだよ ……… 。

 

 

 

 

だいすきな きみが 遺した 遺書 。

 

 

 

 

＿＿𝐹𝑖𝑛.