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ー剣持視点ー
10月31日、ハロウィーン当日
ずっと一緒だった君が死んだ。
君が死んでから5年が経った
毎年、毎年君の命日に行く墓参り。
今年も君が消えた季節がやってきた。
君の好きな花の束を持って、
君の墓の前に花束を置いて、願う。
本当ならばいけない事
また、君に会えるように願う
暗くなってきた頃、帰ろうとした。
だが、怪物が背後に居た。
「うわぁぁぁぁぁ!!!」
襲われそうになったその時、
長年願い続けていた願いが
やっと、やっとのことで願った。
もう本来ならば会えないはずの彼女が
怪物を倒していたのだ。