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夢梨「爆豪と緑谷の恋愛書きます」
「そんな長く続かないと思う」
「オリキャラ出てくる」
「原作キャラ少しいじってる」
「原作絶対リスペクトの人は見ないで」
「補足…」
「俺の作品下手だから」
「そこ認識な」
「ついでに他の作品も見て」
緑谷出久
現実通りの性格+見た目+設定
24歳 No.4ヒーロー
爆豪勝己
現実通りの性格+見た目+設定
24歳 No.5ヒーロー
夢梨「じゃあ物語スタート」
第一話「日常」
午後11時45分。凍てつくようなビル風が吹き抜ける屋上で、爆豪は一人、通信機のログをチェックしていた。 背後で、重い鉄の扉が開く音がする。足音だけで、それが誰かなど考えるまでもなかった。
「……3分遅えぞ、クソナード」
爆豪は振り返りもせず、吐き出した白濁色の息とともに吐き捨てた。
「ごめんかっちゃん!途中で、おばあさんの迷子を交番まで案内してて……」
「あぁ? おまえは相変わらずヒーローの安売りかよ。そんなんだからいつまで経っても顔色悪いんだわ」
緑谷出久は、苦笑いしながら爆豪の隣に並んだ。コスチュームの肩には薄っすらと雪が積もっている。24歳になり、かつての幼さは消え、その体つきは爆豪に引けを取らないほど逞しくなっていた。
「そういうかっちゃんこそ、鼻先赤いよ。……はい、これ。ホットのココア」
差し出された缶を、爆豪は無言でひったくった。プルタブを開ける鋭い音が響く。
「……甘ったるいんだよ」
「あはは、そうだね。でも、爆破の個性を使いすぎたあとは糖分が必要でしょ?」
「知った風な口利いてんじゃねえ。……チッ、No.4様は余裕っすね」
爆豪の言葉には、刺があるようでいて、どこか馴染んだ響きがある。緑谷は空を見上げ、ふっと息を吐いた。
「順位のこと、まだ気にしてるの? ほんの数ポイント差だよ。次の上半期発表では、きっとかっちゃんが抜くと思うし」
「当たり前だ。ポイント云々じゃねえ。……おまえの『救け方』が、いけ好かねえっつってんだわ」
爆豪がようやく緑谷を正面から睨みつけた。その瞳は、十代の頃の苛立ちとは違う、もっと静かで深い光を宿している。
「さっきの報告聞いたぞ。路地裏の崩落現場、わざわざ自分をクッションにしてガキを庇っただろ。……『黒鞭』でも『浮遊』でも、もっとマシなやり方があったはずだ」
「……よく見てるね、かっちゃん。でも、あの瞬間はあれが最短だったんだ」
「最短なら自分の体を壊していいっつー理屈は、もう通用しねえんだよ。おまえはもう、ただの『デク』じゃねえ。No.4の平和の象徴(シンボル)候補だろうが。……自覚持てっつってんだ」
緑谷は一瞬、目を見開いた。叱責の中に混じる、プロとしての、そして「相棒」としての重い信頼。それが胸の奥をチリリと焼く。
「……うん。気をつけるよ。かっちゃんに心配させるのは、本意じゃないから」
「……あ? 誰が心配したっつった。死ね」
爆豪は顔を背け、一気にココアを飲み干すと、空き缶を握りつぶした。金属が軋む音が、静かな夜に響く。
「……おい」
「ん?」
「明日、非番だろ」
「え、あ……うん。溜まってた事務作業を片付けるつもりだけど……」
「昼飯、行くぞ。……事務所の近くに、まともな定食屋見つけた。おまえの今の食生活じゃ、またすぐにぶっ倒れるからな」
緑谷は少し驚いた後、この数年でようやく見せ合うようになった「日常の距離感」に、口元を緩めた。
「それって、かっちゃんからの誘い?」
「……あぁ!? 嫌なら来んな、クソデク! 事務作業で一生パソコンと結婚してろ!」
「行くよ、もちろん行く! 楽しみだなあ。かっちゃんが選ぶお店なら、きっと美味しいだろうし」
「……うるせえ。さっさと交代しろ。俺は寝る」
爆豪は足早に屋上の出口へ向かう。すれ違いざま、緑谷の肩をわざと強くぶつけていったが、その勢いはどこか優しかった。
一歩、爆豪が扉の中に消えようとした時、緑谷が背中に声をかけた。
「かっちゃん!」
「……あぁ?」
「お疲れ様。……明日、楽しみにしてるね」
「……フン」
鼻を鳴らす音が聞こえ、扉が重く閉まった。 一人残された緑谷は、自分の心臓が少しだけ、冬の寒さとは違う理由で速く打っていることに、まだ明確な名前を付けられずにいた。
夢梨「ついでに特別編」
特別編1「変わらないかっちゃん」(緑谷ver.)
「……3分遅えぞ、クソナード」
背後から突き刺さるような、聞き慣れたハスキーな声。 振り返らなくてもわかる。少し重心を低く保った立ち方、防寒具を嫌ってコスチュームを貫き通しているせいで、いつも以上に尖って見える肩のライン。
僕は息を切らしながら、屋上のコンクリートを踏みしめた。
「ごめんかっちゃん! 途中で、おばあさんの迷子を交番まで案内してて……寄り道するつもりはなかったんだけど、どうしても放っておけなくて」
「あぁ? おまえは相変わらずヒーローの安売りかよ。そんなんだからいつまで経っても顔色悪いんだわ」
爆豪――かっちゃんは、ようやくこちらを振り向いた。 24歳。世間では『爆殺王』の名前が浸透し、いまやNo.5ヒーロー。かつての少年らしい幼さは影を潜め、鍛え抜かれた首筋や、厳しさを増した目元が「プロ」としての凄みを放っている。
僕は苦笑いしながら歩み寄り、ポケットで温めていた缶を差し出した。
「はい、これ。……お疲れ様、かっちゃん。冷えたでしょ? ホットのココア」
かっちゃんは僕の手元を、まるで爆発物でも見るような目で睨みつけた。けれど、数秒の沈黙のあと、その大きな手で乱暴に缶を奪い取る。
「……甘ったるいんだよ。反吐が出る」
「あはは、そうだね。でも、さっきのパトロール報告、無線で聞いてたよ。地下道での捕縛任務、かなり爆破の個性を連発してたでしょ? 汗をかいた後は糖分が必要だよ」
「……あァ? 知った風な口利いてんじゃねえ。……チッ、No.4様は分析(メタ)る余裕があって結構なこったな」
カチッ、と鋭い音を立ててプルタブが開けられる。かっちゃんはそれを一口飲むと、眉間に深い皺を寄せた。本当に甘いものが苦手なんだな……と思う反面、僕の差し出したものを拒絶せずに口にするようになった今の関係に、胸の奥が少しだけ温かくなる。
「順位のこと、まだ気にしてるの? 上半期の支持率、僕とかっちゃんは本当に僅差だったんだよ。世論はかっちゃんの『迷いのない決断力』を高く評価してるし」
「あぁ!? 数値の話なんかしてねえ。……気に入らねえのは、おまえの『救け方』だっつってんだわ」
かっちゃんが僕を真っ向から見据えた。その赤い瞳に射抜かれると、隠し事は一切通用しないような錯覚に陥る。
「……見てたんだ。路地裏の、崩落現場のこと」
「通信ログと現場のドラレコチェックすりゃ一目瞭然だわ。……おい。おまえ、わざわざ自分の背中で瓦礫を受け止めて、ガキを庇っただろ。……『黒鞭』で引き寄せるか、『浮遊』で上に逃がすか、やりようはいくらでもあったはずだ」
「……あの瞬間は、あれが最短だと思ったんだ。瓦礫の落下速度と、子供の怯え方を計算したら、僕が飛び込むのが一番……」
「最短なら自分の体を壊していいっつー理屈が、いつまでも通用すると思うなよ」
かっちゃんの声が一段低くなった。それは怒りというより、もっと重く、鋭い警告だった。
「おまえはもう、腕を壊して喜んでた頃のクソデクじゃねえ。No.4……『平和の象徴』を継ぐ筆頭候補だろうが。……自分の体も管理できねえ奴が、国民(ガキ)に安心感を与えられると思ってんのか」
「……っ」
僕は言葉を失った。 かっちゃんはいつだって、僕以上に「僕の価値」をシビアに見積もっている。 プロとしての責任。背負っているものの大きさ。それを、彼は僕と同じ熱量で……いや、もしかしたら僕以上に重く捉えてくれているんだ。
「……うん。そうだね。……気をつけるよ。かっちゃんに心配させるのは、僕の本意じゃないし」
「……あ? 誰が心配したっつった。一回死ね」
かっちゃんは露骨に顔を背けると、一気にココアを飲み干して、空き缶を指先で握りつぶした。バキバキという金属の悲鳴が、夜の静寂に響く。 彼はそのまま、僕と入れ替わるように出口の階段へと歩き出した。
「……おい」
不意に立ち止まった背中に、僕は足を止める。
「明日、非番だろ」
「え? あ、うん。溜まってた事務作業と、コスチュームのメンテナンスに行こうかなって思ってるけど……」
「……昼飯、行くぞ」
「え?」「耳まで詰まってんのか? 昼飯だ。……事務所の近くに、まともに栄養計算してる定食屋を見つけた。おまえの今の、コンビニおにぎりとゼリー飲料だけの食生活じゃ、また現場でフラつくからな」
驚きで瞬きを繰り返す僕を、かっちゃんは振り返って、獰猛に口角を上げて睨んだ。
「それって……かっちゃんが、僕をランチに誘ってくれてる、ってことでいいのかな?」
「……あぁ!? 嫌なら来んな、クソデク! 事務作業で一生パソコンと結婚してろ!」
「行くよ! 絶対に行く! 楽しみだなあ……かっちゃんが見つけたお店なら、絶対美味しいし、ハズレがないもんね」
「……チッ、うっせえわ。さっさと交代しろ。俺は寝る」
かっちゃんは足早に屋上の扉を押し開けた。すれ違いざま、わざとらしく僕の肩に体をぶつけていく。その衝撃は強かったけれど、不思議と痛みはなかった。
扉が閉まる直前、僕は我慢できずに声を上げた。
「かっちゃん!」
「……あぁ?」
「お疲れ様。……明日、12時に事務所の前でいいかな?」
「……フン。遅れたら置いてくからな」
バタン、と重い鉄の扉が閉まった。
一人残された屋上で、僕は自分の頬が緩んでいるのを自覚した。 心臓の鼓動が、パトロールの緊張感とは違うリズムで速まっている。 それが「友情」や「ライバル心」という言葉だけで説明がつかないことに、僕はまだ気づかない振りをしていた。
特別編2「クソナードは変わらねぇ」(爆豪ver.)
「……3分遅えぞ、クソナード」
時計を見るまでもねえ。体内のリズムが、この場所で入れ替わるべき時間を正確に刻んでる。 背後で開いた扉の音。マヌケなほど丁寧な、聞き慣れた足音。 振り返らなくても、あいつがどんな顔をして立っているか、手に取るように分かって反吐が出る。
「ごめんかっちゃん! 途中で、おばあさんの迷子を交番まで案内してて……寄り道するつもりはなかったんだけど、どうしても放っておけなくて」
「あぁ? おまえは相変わらずヒーローの安売りかよ。そんなんだからいつまで経っても顔色悪いんだわ」
ようやく振り返ってやりゃ、案の定、申し訳なさそうに眉を下げたデクが立っていた。 24になってもその「お人好し」は治らねえらしい。だが、体つきだけはやたらとデカくなりやがって。コスチューム越しでも分かる広くなった肩幅が、余計に俺の神経を逆撫でする。
「はい、これ。……お疲れ様、かっちゃん。冷えたでしょ? ホットのココア」
差し出された缶。指先の隙間から見える、デクの掌の古傷。 受け取らねえっつー選択肢もあったが、あいつの差し出す「無害な親切」を無視する方が、今の俺たちには不自然で苛つく。俺は黙って、ひったくるように缶を奪った。
「……甘ったるいんだよ。反吐が出る」
「あはは、そうだね。でも、さっきのパトロール報告、無線で聞いてたよ。地下道での捕縛任務、かなり爆破の個性を連発してたでしょ? 汗をかいた後は糖分が必要だよ」
「……あァ? 知った風な口利いてんじゃねえ。……チッ、No.4様は分析(メタ)る余裕があって結構なこったな」
プルタブを弾き飛ばす勢いで開け、熱い液体を流し込む。 ……チッ、やっぱり甘ぇ。だが、冷えた体に糖分が回る感覚だけは否定できねえのが余計に腹立たしい。
「順位のこと、まだ気にしてるの? 上半期の支持率、僕とかっちゃんは本当に僅差だったんだよ。世論はかっちゃんの『迷いのない決断力』を高く評価してるし」
「あぁ!? 数値の話なんかしてねえ。……気に入らねえのは、おまえの『救け方』だっつってんだわ」
俺は缶を持ったまま、デクの胸元を指差した。 こいつはいつもそうだ。自分の順位には無頓着なくせに、俺が自分より下にいることだけは申し訳なさそうにしやがる。それが俺をどれだけ舐めてるか、このクソナードは一生気付かねえ。
「通信ログと現場のドラレコチェックすりゃ一目瞭然だわ。……おい。おまえ、わざわざ自分の背中で瓦礫を受け止めて、ガキを庇っただろ。……『黒鞭』で引き寄せるか、『浮遊』で上に逃がすか、やりようはいくらでもあったはずだ」
俺の言葉に、デクの顔から笑みが消える。一瞬で「ヒーロー」の目になりやがった。
「……あの瞬間は、あれが最短だと思ったんだ。瓦礫の落下速度と、子供の怯え方を計算したら、僕が飛び込むのが一番……」
「最短なら自分の体を壊していいっつー理屈が、いつまでも通用すると思うなよ」
一歩、距離を詰める。圧をかけるように睨み据えた。
「おまえはもう、腕を壊して喜んでた頃のクソデクじゃねえ。No.4……『平和の象徴』を継ぐ筆頭候補だろうが。……自分の体も管理できねえ奴が、国民(ガキ)に安心感を与えられると思ってんのか」
「……っ」
言葉に詰まりやがった。 こいつは自分の命が削れることには鈍感だが、「誰かを不安にさせる」という責任感にはとことん弱い。 昔なら、こんな言い方しなかった。だが今は、こいつを隣に並び立たせておかなきゃいけねえ。そのためには、こいつが自分自身を大事にさせなきゃならねえ。……クソ、面倒くせえ。
「……うん。そうだね。……気をつけるよ。かっちゃんに心配させるのは、僕の本意じゃないし」
「……あ? 誰が心配したっつった。一回死ね」
『心配』なんて言葉を出すんじゃねえ。 俺は顔が熱くなるのを感じて、即座に背を向けた。空き缶を全力で握りつぶし、その軋む音でデクの言葉を掻き消す。 そのまま階段へ向かうが、このまま帰れば、こいつはまた明日もコンビニの不味そうなゼリーだけでパトロールに出るのが目に見えてる。
「……おい」
「ん?」
「明日、非番だろ」
「え? あ、うん。溜まってた事務作業と、コスチュームのメンテナンスに行こうかなって思ってるけど……」
「……昼飯、行くぞ」
「え?」
「耳まで詰まってんのか? 昼飯だ。……事務所の近くに、まともに栄養計算してる定食屋を見つけた。おまえの今の、コンビニおにぎりとゼリー飲料だけの食生活じゃ、また現場でフラつくからな」
後ろを振り向かず、吐き捨てるように言った。 誘い慣れてねえせいか、喉の奥が変に強張る。
「それって……かっちゃんが、僕をランチに誘ってくれてる、ってことでいいのかな?」
デクの声が、少しだけ弾んだのが分かった。 ……ったく、何が嬉しいんだか。
「……あぁ!? 嫌なら来んな、クソデク! 事務作業で一生パソコンと結婚してろ!」
「行くよ! 絶対に行く! 楽しみだなあ……かっちゃんが見つけたお店なら、絶対美味しいし、ハズレがないもんね」
「……チッ、うっせえわ。さっさと交代しろ。俺は寝る」
俺は早歩きでデクの横を通り過ぎた。わざと肩を強くぶつけてやったが、あいつはよろけもしねえ。強くなりやがって。 扉を押し開け、屋上の寒さから逃れる。
「かっちゃん!」
また呼び止めやがった。
「……あぁ?」
「お疲れ様。……明日、12時に事務所の前でいいかな?」
「……フン。遅れたら置いてくからな」
扉を閉め、非常階段の静まり返った空間に一人になる。 手の中に残ったのは、ぐしゃぐしゃになったココアの空き缶と、さっきぶつかった肩に残るデクの体温だけだ。
「……ココア、甘すぎなんだよ……クソが」
誰にも聞こえない声で毒づきながら、俺は階段を駆け下りた。 明日、何を着ていくかなんて考えてる自分に気付いて、さらに苛立ちが募った。
夢梨「終わり」
「長い」
「下手やなぁ…」
「見てくれてあんがと」
「多分書く」
「他の作品も見て」
「じゃ」