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「リリアーナ様! 殿下に捨てられて、ついに鏡の精霊とお友達になったの?」
また別の令嬢たちが突っかかってくる。私は鏡のSNS機能で、彼女たちが奨学金を不正受給している証拠を掴んでいた。
「鏡さんが、皆様に伝えたいことがあるみたい。ゼノ君、アップで映して」
「了解だ」
ゼノ君の完璧なカメラワークが、彼女たちの不正の証拠を学園中にライブ中継。
「あら、皆様お顔が真っ青よ。鏡の魔法って凄いですわね」
「この、魔女……!」
泣き崩れる令嬢たちを置いて、私は次の映えスポットへ向かった。
【第4話:聖女様の「秘密」のメイキング】
ヒロインのシャーリーさんは、裏で私を陥れる準備をしていた。
ある日の放課後、ゼノ君が私の口を押さえ、物陰に隠れる。
「……しっ。撮れ高だ」
鏡の先には、シャーリーさんがニヤニヤしながら、私の鞄に盗んだアクセサリーを仕込んでいる姿。
『これでリリアーナは泥棒猫よ……!』
恐ろしい独り言が世界中に中継される。
「まあ。シャーリーさん、忘れ物を届けてくれるのかしら。でも、なんだかお顔が……その、お疲れのようですわ」
「……危機感を持て、お前」
ゼノ君に叱られたけれど、証拠はバッチリ「神回」として保存された。