#14 「キミの嘘」
ー病室
「ロミアー、出かけよーぜ」
「え、いきなりすぎない?
お医者さんにも話聞かないと…」
「大丈ー夫、許可取ったから」
「え、そうなの?」
よく許可取れたね…
…ってもそれは嘘でしょ。
いつもそう、わかりやすいんだよねー…
ー病院の外
「風が気持ちぃ…
天気良くなってよかったな〜」
「昨日なんて大雨だったからな」
「ねー」
「おーい!」
「え、マサイさんたちじゃん!?」
「よしおめーら行くぞー!!」
「ちょ、シルクくんどこに行こうとしてんの!?
私車椅子なんだけど…(笑)」
「俺が押してやる、安心しろ(笑)」
「わっ!速いーー!!(笑)」
どうゆうノリなの?(笑)
まぁいいや、私も楽しくなってきちゃった!
今日はなんだかいい日になる気がするな〜
そう言ってその日は1日中、
フィッシャーズメンバーと遊びまくった。
今までにないぐらい楽しい日になった。
もうこんな日なんてない…そう思えるぐらいに。
こんな日が続けば…続けば良かったのに。
プルル…
「あれ、携帯鳴ってるよ?」
「ん?あ、医者から?」
「…っ!?」
まさか…
「はい…はい…えっ…?
はい…わかりました……。」
「なんだった?」
「いや、えっと…」
「もしかしたら治るかもだって!笑」
「ホントに!?やった〜!」
…なんて嘘だよね。
私はそれをわかった上でそう喜んだフリをした。
シルクくんは気付いてないはず。
でもマサイくんは気付いちゃってたみたい
「あんま無理すんなよ、?(小声)」
「マサイくん、これぐらいはさせて(小声)」
こんな会話をしながら…。
この後はシルクくんとどこか行く予定らしい。
他のメンバーとはおひらきして
その場所へ2人で向かっていった。
太陽は沈み、もう夜。
…今日は満月らしい
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