‥‥とても愛した人がいた‥。
俺も愛されて、幸せだった‥。
毎日ずっと続くと思っていたそんな日々は‥突然、呆気なく終わりを迎えた‥
彼がくれた言葉も‥‥‥
声も‥匂いも‥
仕草も‥汗の匂いも‥
何もかもがまだ鮮明に俺の中にあるというのに‥‥‥。
「‥また2人で見に来ようって言ったくせに‥‥ 」
自分の背丈よりもだいぶ高いクリスマスツリーを見上げ‥誰に言うわけでもなく呟く‥。
嘘つき‥‥‥。
嘘つき‥‥‥。
俺だけだよって言ったくせに‥。
あの日‥貴方と見たクリスマスツリーはあんなに綺麗に輝いていたのに‥
色とりどりなこの世界から‥
俺の世界から
色彩が無くなった‥‥‥。
‥寒さから‥そっとポッケに手を入れると、無機質で冷たい指輪に手が触れた‥。
‥今だに捨てられずにいる俺を‥‥
あの人が見たら何ていうんやろか‥。
未練たらしいと笑うだろうか‥。
それでも‥‥‥
俺は‥‥‥
貴方が忘れられない‥。
もし、願いがかなうなら‥
どうかお願いします。
この気持ちを根こそぎ持って行って欲しい‥。
あの人を‥
俺の心からなくしてください‥。
それだけ叶えばなんにもいらないから‥。
‥クリスマスツリーから離れ帰宅しようとすると、大きなビルのモニターにあの人が映し出される‥‥‥
街ゆく人々がそれを見上げ、釘付けになる‥。
「‥やっぱりお似合いだよねー♡」
「ええー、私はショック、結婚して欲しくなかった‥」
大きな画面にはつい最近入籍したばかりの彼の話題で持ちきりだ‥。
見たくはなかったが‥何故か心とは裏腹に画面に吸い寄せられてしまう‥。
もう何度も見た‥結婚報告会見‥
俯いて‥困ったように笑う彼の表情は‥
俺と付き合っていた頃と何も変わらない気がした‥。
石川選手、電撃結婚‥
俺と別れて1年も経たないうちに祐希さんは結婚した‥。
俺の心だけ置き去りにして‥‥。
‥元々ここで小説を書くきっかけが‥
他の方のズルい14さんを読んだからでした。
あの時の衝撃が今も忘れられなくて‥毎晩考えていました‥。
あの14さんはどうなったんだろうか‥?
そればかり考えてるうちに
自分で最後を書いてみようと思うようになり‥小説を書くことにしたんです。とっても下手なんですが‥
でもわたしにとっての14さんは優しく甘い人のイメージがあり‥このストーリーは書けずにいました。
きっとわたしが読んだ14さんと同じようにズルい人になってしまう気がして‥。いや‥ズルいです。ズルくなってしまいました‥ごめんなさい14さん、でも1番の推し様は貴方です。
でも、書かないとモヤモヤする‥
そう思って‥途中まで考えていますが‥
最後まで終わらないか‥
わたしの大好きなHAPPYENDには‥ならないだろうなと‥
自分の自己満のような小説になってしまうとおもうので、お伝えしておきます。
不愉快に思われる方がいらっしゃれば申し訳ないので‥その時は‥そっと閉じてください‥
ある意味このストーリーはまた違う世界線のお話のようなものなので、いつか完結したら元の14✕12に戻す予定です。甘々が大好きなので‥♡♡
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