テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
翔太 side
康二🧡『しょっぴーおはようさん』
目の前にはご機嫌な康二の笑顔が・・・
俺の上に跨って見下ろしている。
翔太💙『ゴホッゴホッ』
喉元が少し痛む…ほんの一杯それもお猪口に一杯だけ日本酒を飲んだだけだ。酔っ払ってなんていなかったはずだ。
翔太💙『降りろよ!お前何で部屋に…』
亮平の家の合鍵を目の前で揺らして見せると〝注意が足りないねんしょっぴーは〟そう言って頰を撫でてきた。俺はズボンのポケットに入れていたスマホを探した。ロビーで待つ佐久間に助けを求めようとした。
康二🧡『さっくんとデート?俺には諦めろって言っておいて何なんよ!』
もう片方の手にスマホを掲げて見せた康二は後も簡単にスマホのロックを解除すると〝お〜い遅いぞ〟〝早くしろネックレス無くしたんじゃねぇだろうな?〟2、3分前に送られてきた佐久間からのメッセージを楽しそうに読んで見せた。スマホの設定を康二にしてもらった事をこの時後悔した。
康二🧡『〝阿部ちゃんから電話が入ったので、ネックレスは今度自宅に届けます〟送信と…』
すぐに返信がきて〝分かったじゃあまた今度な〟何でこんな時ばかり聞き分けがいいんだよ。少しばかりイラッとした。
康二🧡『さてと、ここから本題やで?翔太くんは好きな人と漸く結ばれる事となりました。その恋には障害が多く、このままでは阿部ちゃんを傷付けてしまいます。愛する人のためにしょっぴーはどないな選択をしますか?』
翔太💙『お前が障害だろ!ふざけるのもいい加減にしろよ』
康二🧡『あぁ最後のチャンスやってんで?しょっぴー毎回選択を間違えてる。いい加減気づきぃな?』
いつもの関西弁で喋っているせいか言葉は怖くない。ただいつもの年下の可愛らしい康二とは全く違う雄の顔をして俺の顔に近づいてくる。
康二🧡『俺しょっぴーの困った顔好きやねん。とことん虐めたくなる』
腕を伸ばして抵抗する〝あっち行けよ〟呆気なく腕は頭上に組み敷かれ康二の唇が重なった。〝俺にしとき?〟シャツを脱がされ、ズボンの隙間から康二の大きな手が侵入してきた。身体を捩って抵抗しても何の意味もなかった〝感じてる?少しずつ固くなってる〟涙を流そうが喚こうが、やめてと言っても気持ちの悪い行為は続いた。ズボンを下げる康二を必死で制止する〝お願いだからもうやめて〟
一瞬怯んだのか…いや笑ってる。
康二🧡『阿部ちゃんと別れて俺と付き合うて?そしたらもうしない。俺の方がしょっぴーの事好きやで』
翔太💙『俺の気持ちは?無視なの?俺は亮平が好きだ。お前とはただのメンバーだよ弟みたいに思ってる。きっとお前仕事忙しくて頭おかしくなってるんだよ』
康二🧡『しょっぴーの気持ちは分かった。ほな次俺の番な。身体の相性で選ぶっていうのはどないやろ?前回覚えてないみたいやからリベンジやね。考え直してもらえるまで抱いたるさかい』
康二は下着だけになった俺の固く形を主張するソコを布越しに執拗に撫でまわしている。
俺の身体も心も亮平だけのものだ。求められた身体は自分の意思とは関係なく刺激に敏感に反応し、康二を喜ばせた。
翔太💙『ンッ…ンンッ』
康二🧡『ええねぇ可愛えぇ////もっと聞かせて』
こんな事して好きになる筈はないのに、康二のに奴本当に頭おかしくなってる。〝いっそ嫌いになれたら〟亮平からの着信を知らせるメロディが鳴り響く。なんてタイミングの悪い。散々待ち侘びた愛しい人からの電話を知らせる音楽が今は不快な音となって耳の鼓膜を揺らした。
康二🧡『ラブラブやん。阿部ちゃんロマンチストやね。しょっぴーの想いを詩にのせるなんて俺には真似できひんな。しょっぴーとセックス中やから後で掛け直してって言えばええか?』
翔太💙『やめてお願い…やめて』
康二🧡『あぁその顔堪らんな///ほな電話出て?余計な事言いなんや?どうせ来れない距離にいるんやし』
俺の意思とは関係無しに電話に出た康二は、スマホを俺の耳に充てた。
亮平📲『翔太ごめんねなかなか電話できないで…翔太?怒ってる?』
翔太📲『ンッいや…電話ありがとツ!…ごめん具合悪くてフンッ///…』
康二は下着の上から俺のモノを舐めている。意地らしく甚振って先端を咥えた〝直接舐めて欲しいでしょ?〟ゴソゴソと動き回り上昇すると耳の中に舌を挿れ、パンツの中に手が再び侵入してきた。
翔太💙『はぁはぁっ…』
亮平📲『熱でもあるの?大丈夫?今日はゆっくり薬でも飲んで寝なさいよ。また連絡できたらするね。じゃぁごめん時間なくてもう切るねおやすみ』
弱々しく〝おやすみ〟と返事をするとプツリと電話が切れた。衣擦れの音だけが寝室に響いた。言いようのない不快感に襲われ涙が頰を伝う。
下着をずらすと勢いよく飛び出した屹立を見て康二はご満悦だ。
康二🧡『俺に感じてくれてる』
康二は手に収まった陰茎を握りながら先端を親指で擦っている。粘着質な愛液が溢れグチョグチョと音が響く。
翔太💙『ンンンッ…ヤッ///亮平助けて…佐久間…』
大介🩷『呼んだ?良かった俺の名前まだお前ん中に残ってて。康二殴られたくなきゃ翔太から離れろ!』
康二🧡『何やの邪魔せんといてくれる?それとも3人で…』
大介🩷『殴られてぇの?』
康二は涙に濡れる俺の頰を拭おうと腕を伸ばすと佐久間に制止された〝触んな〟無言でベットから降りた康二は、暫く俺と佐久間を見ていた。佐久間はさりげなく俺に布をかけた。
大介🩷『お前いっつも泣いてんな』
翔太💙『うぅう゛どうして?』
大介🩷『お前俺の前で阿部ちゃんて呼ばないだろ?あのメッセージおかしいと思って…大丈夫か?』
涙を拭うと俺は佐久間の首に飛びついてわんわん子供みたいに泣いた。佐久間は優しく俺の背中を摩ると上からすっぽりと亮平のシャツを着せてくれた。〝彼シャツかよ…JKかお前は〟佐久間は康二を睨み付けている。
大介🩷『俺が言えた義理じゃねぇけど、もう諦めろ康二。無理やり攻めたところで翔太の心も身体も手に入らないよ?』
康二🧡『何でなんよ…好きな気持ちは誰にも負けへんのに。少しも俺の方見てくれへんからだから…』
大介🩷『好きって相手に幸せになって欲しいって思う事なんじゃねぇの?お前のは独りよがりだ。それじゃあ翔太から〝好き〟は返ってこない』
〝諦めへんよ〟そう言って康二は帰って行った。佐久間はずっと俺の背中を撫でてくれた。下着が濡れている事に気付いた佐久間はクローゼットから新しい下着を取り出して差し出した。
大介🩷『風呂入って来い』
翔太💙『うん…ねぇ…眠るまで居てくれない?』
一瞬時計を見た佐久間は少し考えている。あっ明日朝生放送の日だ…〝ごめん今のは冗談だよ〟そう言ってネックレスを佐久間に渡すとお礼を言って玄関に促した。
大介🩷『待って翔太、大丈夫だよ寝るまで居てやるから。怖かったんだろ?』
翔太💙『冗談って言ったでしょ。全部俺の不注意が招いてる。それに都合良すぎだよな二人きりで会わないって言ったのにこんな時だけ頼るなんて。自業自得だから…今日は助けてくれてありがとう』
佐久間は何も言わなかった。ソファーにドカッと座ると横になって腕を組んで目を瞑っている。俺が寝るまで居てくれるらしい。俺は急いでお風呂に行き気持ちの悪い体を入念に洗った。リビングに戻ると小さくソファーに収まった佐久間が静かに寝息を立てていた。〝佐久間起きて…〟呼びかけに反応しない佐久間に、寝室からタオル地の掛け布団を持ってくると上から掛けた。俺は佐久間の寝顔を見ながらソファーに顔だけ乗せるとそのまま眠ってしまった。
大介 side
大介🩷『翔太く〜ん起きて〜しょうた!』
参ったね…理性を保つのがこんなに辛いなんて。
いつの間にかソファーで寝ていた俺の目に飛び込んできてのは可愛いらしいスヤスヤと眠っている翔太の寝顔だった。
顔だけソファーに預けて身体は床の上に女の子みたいに座ったまま俺の腕に抱きついて寝ている。
このままでもいいけどなんて思いながらも時計に目をやると夜中の2時を指している。
翔太を抱っこしてベットまで運ぶとうっすらと目を開けた翔太は〝佐久間…〟と小さな声で呼ぶと頰を涙が伝った。
康二の事・・・どうしたもんかね…
俺もどうしたもんかね?
翔太を抱くどころかキス一つしないで帰るなんて・・・
頭を撫で〝帰るからな〟と一言だけ言って部屋を後にする。康二が置いていった合鍵で家に鍵をかけるとポストの中に入れてそのままマンションを出た。
コメント
11件
さっくん優しすぎるて… あべちゃん、早く帰っておいで
凄まじい康二下げからの佐久間上げ😣😣😣阿部ちゃん早く帰って来て〜!!! 康二以外の可能性を考えてて無駄ドキ💔🤣🤣🤣🤣佐久間🩷かっこよすぎる…