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【長編小説/コヒルガオより】
「お待たせー。って、まだ後ろ向いてるの?」
「あ…うん…ごめん、僕やっぱり帰るよ。」
「は?なんで?まだ雨止んでないよ?てか、そのままだと風邪引いちゃうから早く入んなよ。」
いつまでも後ろを向いたままで、挙句帰ろうとしている僕にイライラしたのか、元貴が強引に僕の腕を引っ張って振り向かせた。
「あっ、わ!待って…!」
僕は慌てて持ってたカバンで前を隠したけど、元貴はソレを見逃さなかった。
「…涼ちゃん、」
「ご、ごめんっ…なんとか静めようと思ったんだけど…」
僕は恥ずかしくて、カバンを持ってる手に力が入る。
「涼ちゃん!」
元貴はもう一度、今度は強めに僕の名前を呼ぶと、僕が持ってたカバンを引ったくり、そのまま手を掴むと、引っ張るように部屋に招き入れた。
僕は急な事に抵抗出来ず、慌てて靴を脱ぐとそのままグイグイと元貴に引っ張られながらついて行くと、寝室のドアを開けそのままベッドに押し倒されてしまった。
「も、元貴?!」
そして、驚いたのも束の間、僕は元貴に唇を塞がれ目を丸くした。
「ソレ、そんなにしてどこ行く気なのさ? 」
「や…それは…」
「もう、我慢なんかしてあげない。」
そう言って、元貴は僕のパンツのベルトをカチャカチャと外し、反応してる僕のモノを取り出すと、僕の目を見ながら、挑発するようにいやらしく舐めた。
「あ…だめだよっ。」
「ふんっ、コレこんなにしといて、よくそんな事言えるよね?」
元貴はそう言うと、今度は口を開け僕のモノを口に含むと、音を立てながら扱きはじめた。
僕はというと、だめだなんて言いながらも本気で抵抗する事も出来ず、ただ元貴が与えてくれる快感に身を委ねていた。
「っ、ごめん。元貴の事、大事にしたいのに…」
この状況に流されてしまっている自分がなさけなくて、涙が出そうな僕を見た元貴は、僕のモノから口を離すと、ビショビショに濡れている服の上を辿りながら僕の目の前まで来ると、フワッと頭を撫でてくれた。
「涼ちゃんが大事にしてくれてるのは分かるよ。分かるけどさ…2回もお泊まりしたのに手を出されない僕は凄く不安だったよ…涼ちゃんは別に元々男が好きって訳じゃないだろうし、本当は僕とえっちな事するのは嫌なのかなって…前に1回拒否されてるし。」
「や、それはっ…付き合ってなかったから…!」
「うん、分かってるけどさ…不安だった。だから、涼ちゃんがぼくを見て反応してくれたの、ぼくは嬉しかったよ…?」
元貴を大事に思う気持ちが元貴を不安にさせてたなんて…
「ごめん…僕、元貴が不安に思ってるのに気付かなくて…」
「ううん、ぼくも言えなかったから…オアイコって事にしとこ?…それより、ぼくももうこんななんだけど。」
そう言って、元貴は硬くなっている自分のモノをパンツ越しに僕のモノに擦り付けてきた。
「…ねえ、僕の事も気持ちよくしてくれる?」
「んっ、ぁ、、先っぽ、好きぃ、」
元貴はせっかく着替えたのに僕の濡れた服の上をに乗ったせいでまた濡れてしまったので、お互い服を脱がせ合い、元貴をベッドに寝かせると、さっき元貴が僕にしてくれたように、元貴のソレを口に含み上下に扱いていく。
男の人のなんて初めて口にしたけど、元貴のだと思うと全く抵抗なく、むしろ刺激する度に甘い声が漏れる元貴が可愛くて堪らなかった。
「あっ、涼ちゃん、、待ってっ、」
「…ん?」
「このままだとイッちゃいそうだから、次はコッチ。」
元貴は僕の口の中から自分のモノを抜くと、いつの間にか手にしていたローションを僕の手を取り指に絡めていく。
「ココに挿れて。」
そう言って、元貴は大きく足を開きながら、僕の指を自分の後ろにあてがった。
僕は痛くないのかと思いながら、元貴に言われた通りに恐る恐る指をナカに挿入ていく。
「んっ、はぁ、、ぁっ、、」
「…痛くない?大丈夫? 」
「大丈夫だから動かしてっ、、」
最初はキツかったナカも指を動かしていくうちに、少しずつ慣れていき、スムーズに動くようになったところで、僕は今度は自分で指にローションを垂らし、もう一本指を増やしていった。
「あっ、んんぅっ、ソコっ、、」
「ココ?」
「やぁっ、あ、ソコ、だめぇっ、、」
たまたま触れた箇所をもう一度くいっと指で押すと、元貴はシーツを握りしめ、身体をビクビクとさせた。
どうやらココが元貴の気持ちいいところらしい。
「な、んでっ、ソコばっか、、やだあっ、」
「だって、元貴が気持ち良さそうだから。」
「あっ、ちょ…待って、、 」
「なんで?」
「だめっ、あっ、あっ、、やっ、おねが、いっ」
「やだ、だって元貴気持ちよさそうだもん。」
「ちがっ、んんぅっ、あっ、だめだってばぁ、、っ、、」
僕が元貴の静止する声を無視して責め続けていると、元貴は急に背中を弓なりに反らせて下半身を震わせたので、僕はびっくりして指を引き抜いた。
「ちょ、急に指抜いたらっ、、あっ、またきちゃ、うッ、、」
「も、元貴…大丈夫?」
「っ…はぁっ、、もう、だめって言ったのに!イッちゃったじゃんっ、、 」
「…イッちゃったの?…でも、なにも出てないよ?」
「女の子みたいに男の子も出さないでお尻だけでイけるのっ。もうー、初めてのえっちは涼ちゃんのでイキたかったからだめって言ったのに!」
へぇ〜、男の人もイけるんだ…初めて知った。
確かにさっきの元貴、凄く気持ちよさそうだったもん…びっくりしちゃったけど、すごく可愛かった。
それに、今の発言も可愛すぎない? 初めては僕のでって…
「ねえ。もう指はいいから、次は涼ちゃんので気持ちよくして?」
「あっ、や、激しっ、、」
「ごめん、元貴のナカ気持ち良すぎてっ、止まんないっ、、」
初めて挿入る元貴のナカは、想像以上に気持ちよくて、僕は夢中で腰を振り続けている。
「んんぅ、奥っ、やばいっ、、」
「奥、好きなの?」
「んっ、気持ちいいのっ、、」
「っ、元貴、可愛い。」
「あっ、や、、また、イッちゃう…!」
「元貴、僕のでイキたかったんでしょ?」
「うんっ、あっ、奥、グリグリされるの気持ちいっ、、」
「これ?」
「そ、れぇっ、、ふぁっ、あ、、イ…クッ、」
元貴は僕の背中に回した手にギュッと力を入れると、下半身を震わす。
「元貴のナカ、すごい痙攣してるっ、、」
結構限界に近い僕はその刺激でイッてしまいそうになり、グッと我慢する。
「んっ、ぁ…涼ちゃんも、もう限界でしょ?」
ナカでビクビクしてるよ、とクスクス笑う元貴。
「うん、僕もイッていい?」
「いいよ。ぼくも出したいから一緒にイこ?」
「…雨、止んだね。」
「本当だ。」
カーテンを閉めてない窓の外は、いつの間にか雨が止み、少しだけ星も見えていた。
「…お腹空いた。」
「確かに。今からだと牛丼屋さんくらいしかやってなさそうだけど、どっか食べに行く?」
「…無理。久しぶりのえっちなのに涼ちゃん激しかったから腰死んだ。」
「えっ、ご…ごめん。」
「ふふっ、涼ちゃんのえっち好きだから許してあげる。」
「…えっちだけ?」
「もちろん、涼ちゃんの事も大好きだよ。」
「僕も、元貴の事大好きだよ。」
ちゅっ。
-fin-
コメント
2件
んゃぁー!!好きすぎるっ...! きゅんきゅんしたぁっ!