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#不穏な空気
暗闇の中1つめだつ光。或る人は自室のパソコンでモニターを見つめている。
「へぇ〜…今日はここ通ってるんだ…」
或る人、この男はモニター越しに話しかける。
ちゃぽん…
水槽の中の金魚水面から顔をだした。
愛する人は永遠に守らないと…ね、
そう男が呟くとコートを羽織り闇夜に消えた。
「ふぅ…」
1つ息をはきながら歩く”深澤辰哉”はとあるカフェを経営する店員だ。今日は食料の調達などで少し遅くなった。電車に乗って帰ってる所。
コツ…コツ…
不審におもい振り返る。だが誰も居ない。誰だと思いながらも少し早めにかえる。俺が足を速めると後ろも速まる。
俺は怖くなり急いで帰った。
ガチャ
大きな音をたてて玄関のドアを閉める。電気をつけると目が眩しい。暗闇に長時間いたせいか…
俺は自室へ行き、服を無造作に脱ぎ捨てて写真を見つめる。そこには父と母、俺、兄、姉はいない。
次に絵に目を向けた。黒いワンピースを来た女性と自分、アモネアという花が書いてある絵。これは俺が幼かった時に書いた絵だ。あの頃はアモネアっていう花を知らなかった。だが確かな記憶。ワンピースの人はよく四葉のクローバーをくれた。
お母さんは今いない。小学生になる前に消えた。俺が近くの公園で遊んでる時だ。
「ここにいててね。すぐ戻ってくるから」
そう言い残し消えた。後から父に出会い帰った。この事を聞いても父は口を開かない
今は父と2人暮らし。
俺は恋人もいなければ恋心を持ったこともない。カフェ店員なら息抜きに来る方でも恋心は発展するだろうか。いや、もうどうでもいい。
リビングへ戻り冷凍食品をチンする。夜が遅いと大体こうだ。夕飯とお風呂を済ませ自室のべっとにダイブ
深澤)あ”ぁ”ーー…
と言いながらもスマホをいじる。特に用もないのに弄るのはやめれない。
気づいたら俺は寝ていた。
起きたのは朝の8時。
深澤)やべっ!仕込みとかあるのに!
俺は急いで起きて身支度を済ませスマホと鍵、リュックをしょって出た。
コツ…コツ…
俺は急いでるあまり、すっかり忘れてた。
或る人…”宮舘涼太”は先程急いで出たひとを、深澤辰哉を後ろから追いかけた。人を尾ける時は次に隠れる場所を予め確認しないと怪しまれる時には普通に歩く。
宮舘)あんなに無防備に走って…ちゃんと周り見ないとね…
そう呟き首にぶら下げてるロケットペンダントを開ける。中にはアモネアの押し花がはいっている。
カチッと蓋をし、深澤の行方を探すべく足を進めた