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「あ」
「私の秘密はごく少数の人間にしか言っていない国家機密に値するものなんだけど……」
「あ…ぁあっと……」
『まぁまぁそう言わないであげて』
「!」
瞬きをして目を開けた瞬間前世先代と話し合っていた場所に着いていた。
『久しぶり緑谷くん』
「ひ…久しぶりです。先代」
『何故かね、緑谷くんの姿を見たら思い出したんだ』
「これは…」
周囲を見渡すオールマイトに1代目が手を当てる。
「!」
オールマイトに前世の記憶が流れオールマイトは目を開けた。
「これは…」
『君の前世の記憶さ』
「……なるほど、緑谷少年がOFAを倒した後に死んでしまってそれから世界の時間が巻き戻ったと…」
「オールマイトは僕を見た時何か思いませんでしたか?」
「確かにどこかで見た様な顔だとは思ったけど……」
『俺たちもそうだ、1代目が教えてくれるまで分からなかった』
「そうなんですか…」
「…早速で悪いんだが緑谷少年」
「はい?」
「またAFOの力を受け取ってはくれないだろうか」
「えっいやでも…」
「君に渡すのが一番良いと思う、無個性でなければ老衰してしまうというのも含まれているが優しく正義感のある君が一番受け継ぐ人間に相応しいと思うんだ」
オールマイトの目は一直線に僕の方を向いていた。
「…ッありがとう…ございます」
そして話し合いは終わり僕は包帯を巻かれてオールマイトと病院を出た。
道中
「そういえば緑谷少年は鍛えているのか?」
「まぁ、オールマイトに会うことなんて考えていませんでしたから」
「そうなのかい…」
「えっと…受け継ぐためってやっぱり…」
「髪を食べるだね!」
「ゔっ、まぁでも譲渡するのは明日にしましょう。母さんが多分心配してると思うから」
「そうだね、早く帰ってあげなさい」
「はい!」
僕はそう言って家に走って帰って行った、そして新聞の一面に僕のことが書かれていたのはまた別の話である。