テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
ユキちゃんの方から口を離し、私をしっかりと見据えてきた。
急激に不安が募る。
このキスの意味は? そしてその表情の――
「僕ね……何時もお姉ちゃんに気持ち良くして貰ってばかり――」
ユキちゃんはそう、ゆっくりと自分の想いを語り始めた。
ユキちゃんが気持ち良くなってくれるなら、私は何だってしてあげたいと思っている。
でもユキちゃんにとっては違うのかな?
「だからね、今日は僕がお姉ちゃんを気持ち良くさせてあげたいの」
……今、何て?
“ユキちゃんが私を気持ち良くしてくれるの?”
その言葉の真意を理解した瞬間、心配や不安は杞憂だった事に。それと同時に、その想いに感激してしまった。
ユキちゃんが私にしてくれる――と。
「大好きだよお姉ちゃん……」
「ユキちゃん……ありがとう」
もう溢れる想いは止められず、今度は私の方からユキちゃんへ唇を交わす。
愛しい……ユキちゃんの何もかもが。
私達はそのままベッドへとなだれ込み――
「ユキちゃんが好きにしていいからね」
「うん」
私は仰向けになって、ユキちゃんを待った。
ユキちゃんはまず、私のパジャマのボタンを外し始めた。
「綺麗だよお姉ちゃん……」
露になる二つの胸の前に、うっとりと吐息を漏らしていた。
ユキちゃんはとにかく胸が大好きだ。あの時以来、乳首を吸いながら寝るのが日課になっている。
ユキちゃんに乳首を吸われながら眠るのは、私も心地好い。
「お姉ちゃんのおっぱいはユキちゃんだけのものよ」
「僕だけの……お姉ちゃんのおっぱい……」
不意に乳首に舌の感触が伝わる。ユキちゃんが吸い付いて来たのだ。
「あぁっ! ユキちゃん……」
ユキちゃんは両手で乳房を揉みしだきながら、舌で乳首を転がす。そしてたまに甘咬みで緩急をつけて――
「もっとぉ~!」
これだけで頭の中は真っ白になり、下半身まで疼いてきた。
もっとメチャクチャにして欲しい――
「ハァ――お姉ちゃん……下もいい?」
それは自身の願望なのか、私の気持ちを汲み取ってくれたのか、ユキちゃんが乳首から口を離して聞いてきた。
「うんいいよぉ……ユキちゃんの好きにしてぇ!」
もう我慢出来なかった。私はあっさりと承諾し、声を上げて懇願していた。
私の一番敏感な所を、ユキちゃんに弄って欲しい――と。
パンティーは全てずり下ろされ、ユキちゃんの前で秘部が晒けだされたと思うと、私は急激に気恥ずかしくなった。
「あんまり見ないでユキちゃん……」
何時も一緒にお風呂に入っているとはいえ、今は状況が違う。私は恥ずかしさの余り、両手で顔を覆ってしまった。ユキちゃんの顔がまともに見れないし、私の真っ赤になっているだろう顔を見られたくない。
「…………」
ユキちゃんはどう思っているんだろう?
その沈黙がまた、私を不安にさせた。
醜い、汚ならしい――と思ってるのかな?
「ユキちゃんごめんね……こんな汚ない所を――っ!」
何故謝るのかよく分からないけど、そう口に出した瞬間、不意に秘部に伝わった痺れるような感触に、私はビクンと身を捩らせた。
伝わる感触は滑らかな――“舌の感触のもの”
「あぁん! あぁ……ユキちゃん……」
ユキちゃんが私のを舐めてる!?
その事実だけで、私の思考から全身に至るまで、痺れるような歓喜に包まれていた。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!