この作品はいかがでしたか?
506
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ーーーー痛みと、ココロ。
注意事項〜
病み短編集で書こうとしたのが
長くなりそうだったので、
こうして、こっちに…
太中BL
中也が拷問されてひどい目にあいます。
拷問シーンはあまり入れません
(確固たる意志)
そういう匂わせ
中也が可哀想なかんじ
太宰さんは素直になりなさい()
ポートマフィア色々おかしい()
これでも良い方は、どうぞ
ーー
森『………中也くんが、
裏切り者かもしれない…』
そう、告げられたのは、数週間前。
若手会や、
ポール・ヴェルレエヌの件が終わり、
もう僕も彼も、17歳から18に成るか、
という頃の話。
「………は、何…言ッて…?」
首領が、僕、太宰治に告げたのは、
そんな衝撃的な一言。
………首領が言うに、
僕と、彼…
つまり、双黒の作戦コードや、
作戦名、
いつもの手段や、弱点…
それらを、敵に流していたかもしれない、
というのだ。
曰く、少し前に拷問した敵が
その事を吐いたらしく、
その作戦コードなどは、
僕と彼、そして首領くらいしか
知らなかッたので、
名前の出た彼で、
ほとんど決まりなのだそうだ。
……、……彼は、羊の件もあるし、
………何より、僕を嫌っていた。
………………辻褄は、合うのだ。
……………それでも、それでも、僕は…
「………森さん、変な冗談は嫌いだけど?」
……………好きな人を、信じたかったんだ。
………そんな僕に下された命令は、
“彼を拷問し、その件について吐かせる事。”
何で…?、そう思った。
拷問なら、姐さんの部隊があるじゃないか。
………何で、…?なんで、僕が、
………好きな人を、
拷問しなきゃいけないの、?
『………紅葉くんに伝えた所、
そんなわけ無いじゃろうが此の莫迦爺、と
脳天をかち割られ、私が拷問を受ける事に
なりかけたんだよねぇ…』
…………安易に想像できる、
それに、もし、本当に姐さんに任せても、
姐さんは彼を守るだろう。
愛弟子であり、
彼がそんな事しない、と
わかっているから。
……。それでも、首領は、
嫌な証拠を出してきた。
…………彼が、
敵対組織と話し込んでいる写真。
……そんな物見せられたら、
本当としか、思えなくて…
…………次の日、拷問室から、
彼の悲鳴が漏れ出た。
姐さんとヴェルレエヌが全力で
彼を助けようとしたのを、
首領と、幹部や準幹部数名がかりで止める。
その間、私は彼に拷問をした。
…………先ず初めは、性拷問。
彼をあまり傷つけないものから選んだ。
これなら、彼のプライドこそ折れども、
彼の体は傷つかない、そう思って、
、……、私が、
最後に彼を抱きたかっただけ、
なんて、ことは断じてない。
結論から言うに、彼は知らない、
そんな事してない、
の一点張りだった、
色々入れて、
玩具で3日放置とかしても意味がなく、
これは効かないな、っと思った。
……………その日、私は最後に、と。
彼をめちゃくちゃに犯した。
…………彼は、泣いていた、
………次の日から、本格的な拷問が始まった。
性拷問などではなく、
痛みや、絶望を伴う拷問。
その間、約1ヶ月。
ずっと、彼は、知らない、
そんなことしてない、
の一点張りだった。
だんだんとおかしくなり、
目に希望などなくなり、
私を見る目は焦点のあっていない彼。
………私も、すでに限界だった。
………好きな人の体を、ボロボロに、
滅茶苦茶にして。
彼は私を、恐怖の、そして憎悪の目で見る。
…………やめて、よ…そんな、
そんなめで、みないで、
彼の泣き叫ぶ声を聞くたび、
私は死にたくなる。
彼が、もうやめてくれ、
もう、ころしてくれよ、
そういうたび、
私は涙をこらえた。
それでも、拷問を続けれたのは、
彼が、双黒の情報を売った、
と云う言葉から。
彼が私を裏切った、
その言葉だけを頼りに、
私がただしいんだ、
そう思い込もうとした。
、…………姐さんと、
地下にいるはずのヴェルレエヌは、
日々隈が酷くなり、
姐さんの目は毎日腫れていた。
二人は、毎日、
彼の無罪の証拠を探しに出ている。
……………彼の体は、もう見る影もなかった。
美しかった髪は、
血に濡れ、
青く綺麗な瞳は、
片方しか残っていない、
耳の機能も、
同じくで、
足の筋や、
腕の其れも、
普通の人間の其れとは、
全く違う。
胴体は、さらに酷い。
痩せ細り、
出血も多量な彼。
………もうすぐ、衰弱して死んでしまう…
そう、焦っていた。
そんな時、
姐さんとヴェルレエヌが、
とある異能力者を
タコ殴りにして連れてきた。
…………、その異能力者の異能は…
『対象の裏切りの証拠を作り出す事。』
……、私がそいつに触れた瞬間、
証拠の写真は灰となって消えた。
作戦コード、等も、
……………わたしに、
異能力者によってつけられていた、
盗聴器のせいだった。
………………その日、彼は解放された。
姐さんに抱きしめられ、
ヴェルレエヌに、辛かったろうに、
と、体を手当され、
彼を慕う部下に、
温かい服や飲み物を準備された。
首領が、彼に、ごめん、ごめんね、と、
半分土下座で謝り、
エリス嬢が其れを踏みつけながら、
泣きながら謝った。
…………それでも、彼は笑わなかった。
何一つ、会話をしなかった。
ただただ、涙を流し、
あらぬ所、一点を、焦点の合わない、
希望などない目で見つめていた。
耳をすませば、
彼の小さい、消えそうな声が聞こえた、
『…………おれを、ころしてくれ…』
…………その時、私のココロは壊れた。
姐さんは泣き崩れ、
私と首領を、
並大抵の人間なら
一瞥で殺せそうな目で見た。
ヴェルレエヌは、
その場にへたり、と座り込み、
彼を抱きしめてひたすら泣いた。
彼の部下は、なかはらさん、
ちゅうやさん、と、
声にならない声で彼を呼んだ。
………私が、私の不注意が、招いたことだ。
それが、そのせいで、その癖して、
……私は、
好きな人の、
心を、
体を、
純潔を、
幸せを、
……全てを、粉々に打ち砕いたのだッた。
………其の日から彼は、
ヴェルレエヌと姐さんの所を
毎日行き帰するようにして暮らしていた。
ポートマフィアでは、
彼は人形のようになり、
することと云えば、報告書を作る、
異能でナイフを持ち上げ、敵に突き刺す、
………汚濁を使う、
………ソレだけだった。
私が彼につけた傷は癒えず、
体術は使えない、
なんとか、立ち、歩き、ペンを握る。
それだけ。
食事は、
ゼリーなどしか喉を通らなくなった。
眠れないらしく、
睡眠薬を使っていた。
……こんな体で、
汚濁を使って良いわけがなかった。
そもそも、
前線に出ることが間違いなのだ。
それでも、
私以外とならなんとか
話せるようになった彼は、
……できることならなんでもするから、
そう口にしているらしい。
汚濁を使うときも、相変わらず私に
怯えていたが、
他の人と一緒にいることで
何とか彼は耐えていたらしい。
………あれから、
私は彼と一言も話していない、。
謝りも、してない。
彼は、
見ていられないような体になった。
自傷行為だろうか、
腕は、
私がつけた覚えのない傷でいっぱいだ、
私が潰してしまった片方の目には、
眼帯。
片方の耳は、
機能を失った儘である。
………私の友人も死んだ。
もう、私は彼の隣にいたら、
彼を不幸にするだけだから。
…………そう思い、彼のそばから離れた。
そして、4年後、
その次に出逢った彼は…
………更に、酷い体となっていた。
ーーーーー痛みと、ココロ。
まだ続きまーす
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コメント
2件
主さん天才すぎますね!病み中也最高でした!
やばい今回も本当に楽しみです、!主さんが書く病み中也が大好き過ぎて...