TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する



この気持ちに気がついたのはいつだろう。

テヒョナやジョングガがジニヒョンを好きだったのは元々知ってた。その時は何とも思わなかったし逆に応援してやろうと思った。それでも距離感馬鹿なジニヒョンは誰とでもベタベタするわけで。僕のこと好きなのかな!?とか勘違いしてしまうほど。彼は美しい。笑う顔が好きだ。そう直感的に思った。あっ、そうか。


僕はジニヒョンが好きなんだ。

本当はずっと、ずっーと前から好きだったのかもしれない。あの笑う顔の横に僕も並んで見たかった。ふふっ、溺れすぎかな?でも、それで良いんだ。ジニヒョンに自分の気持ちに気がついてほしいとかそういう訳じゃない。ただ、今ジニヒョンを好きと思えることがなにより幸せなんだ。


僕が一番貴方を好きだとも思っていない。きっとマンネ達の方が愛は強いだろうしヒョン達の方が彼を守ってあげられる。僕はその中間。別に病んでるわけではない。僕がこれで良いからこうしてるだけ。ジニヒョンには幸せになってほしいし。


恋って凄いなぁと改めて思った。

好きとジニヒョンを意識してから僕の生活はジニヒョン一色に染まった。彼の笑顔は世界を救うと本気で思うほどジニヒョンを尊敬している。でも、僕はこの気持ちの正体を知っている。



🐴「ナムジュナ?」


🐨「わぁ!?ホソガ……ビックリさせないでくださいよ……」


🐴「いや、ずっと話しかけてたから!」


親友の声が聞こえる。ホソガは優しいけどたまに闇が見える。一番敵に回しちゃいけないタイプ。まぁ恋のライバルではあるんだけどね。


🐨「ごめんごめん…で?どうしたんです?」


🐴「いやぁ~ナムジュナはどうすんのかなぁって思って。」


🐨「どうするって何を?」


ホソガに問いを投げ掛けるとホソガは呆れた顔になりため息をつく。どうしたんだろうと思いホソガの顔を覗くと「あのねぇ」と希望が話始めた。


🐴「ナムジュナはジニヒョンに何をプレゼントするのって話!!さっき、テレビ出演記念でジニヒョンに一人ずつプレゼントしようって話になったじゃん!」


🐨「えっ?そうでしたっけ💦」


ホソガが二度目のため息をつく。いや、そんなに呆れます?と僕が不服そうな顔をするとホソガがまた話を切り出した。


🐴「で?なにあげるの?」


🐨「プレゼントかぁ…寒くなってきたしマフラーとかですかね?」


🐴「マフラーかぁ…ん~」


🐨「ホソガは?何にするんですか?」


ホソガはどうしようかなぁと首を捻った。いや、人に聞いといて自分は決まってないんかい!と突っ込みそうになったが僕は堪えてホソガの返事を待った。


🐨「あっ!そうだ!薔薇なんかはどうですか?」


🐴「おぉ!薔薇!良いね!」


🐰「ヒョン達~!!なんの話をしてるんですかぁ?」

🐯「俺達もまぜてください!!」

🐥「薔薇とかなんとかかんとかって言ってましたけど。」

🐱「薔薇かぁ…良いな、それ。」


他のメンバーも話に入ってくる。こりゃあ面倒くさそうなことになりそうだと僕が頭をかくとテヒョナが声をあげた。


🐯「薔薇にするんだったらやっぱり、俺は一本の赤い薔薇ですね!!俺はジニヒョンに一目惚れでしたし!ジニヒョンしか居ませんし!」

🐰「僕は二本です!!この世界には僕とジニヒョン二人きり…♡めっちゃロマンティックじゃないですか?」

🐥「僕はもちろん100本!!僕は100%の愛だからね!」

🐱「本数かぁ~俺なら9本だな。いつも感謝してるしそばに居てほしいし。」

🐰「わぁ!ユンギヒョンがデレたー!」

🐱「ジョングガ、黙れ。」

🐴「ふふっ、俺は11本かな。ジニヒョンは俺の最も愛しい人だからね。」


皆の意見が飛び交うリビング。ちなみに姫はお眠り中。僕は頭を捻った。皆、よく花言葉とか知ってるなぁ。と僕は持っていた携帯で『薔薇 花占い』と調べた。いろいろなサイトを覗いてみると僕はこの本数が僕にはピッタリだと思った。


🐥「で?ナムジュニヒョンはどうしますか?」


🐨「へっ?あぁ、僕は…7本かな。」


🐥「えっ?7本って……」




『片想いって意味ですよね?』



🐰「えっ?片想い!?ナムジュニヒョン、もしや敗北を決意したんですね!!」


ジョングガが自慢気に笑う。そりゃあライバルが減ったら嬉しいよなぁと僕は苦笑いをしながら前を向いた。


🐨「うん…僕は皆みたいに自分が一番ジニヒョンを愛してるって言う自信はないし、僕は7本にするよ!これが一番僕にあってる気がする!」

僕が笑ってそう言う。皆の顔を見るとあまり嬉しそうではなかった。でも誰も声をあげない。リビングに沈黙と気まずい雰囲気が流れる。そんな中、流れを変えたのはテヒョナだった。


🐯「それっておかしいですよ!!本当にそう思ってるんですか!?ジニヒョンを諦めるって。それはナムジュニヒョンの本心なんですか!?」


テヒョナが僕に問いかける。胸の奥深くにある不思議な感情がグワンっと揺らいだ。涙か出そうな訳でもないのに僕は目を擦った。


🐱「ナムジュナは言わないだけで誰にも負けないぐらいヒョンを愛していると思うぞ。」


ユンギヒョンの言葉は何故かしっくり来る。僕は「ありがとうございます。」と皆に感謝を伝えた。すると階段からテクテクと可愛らしい音を鳴らしながらジニヒョンが此方に向かってきた。


🐹「…やぁ~ヒョン抜きでなに話してるんだぁ?」


寝起きだからか髪が少しが乱れていていつものきっちりしてるヒョンとはまた別に可愛い感じが溢れでていた。


🐴「いやっ、何でもないです!ただ、次のテレビ出演楽しみだねぇ~って話してただけですよ。」


嘘つき大魔王(おい。byホソク)のホソガが咄嗟に嘘をつくとジニヒョンは可愛いお口をはぁ~っと開けてあくびをした。


🐹「ヒョンも仲間に入れろぉ~!!」


可愛い姫が起きたらリビングが一気に騒がしくなる。今日もバンタンは平和です。


僕は何本にしようかなぁ、とまたは頭を捻る。まだ開かれていたサイトを見るとパッと目には言った本数の薔薇を僕は後々ジニヒョンにプレゼントすることになった。


「999本の薔薇を君に。」


片想い 終わり


🐥「皆さんは999本の薔薇の花言葉、知っていますか?」

loading

この作品はいかがでしたか?

263

コメント

17

ユーザー

今回も神回でした✨ 薔薇の本数で言葉があるんですか? 知らなくてすみませんッ!

ユーザー

AKO ~このストーリーの1つ前のコメ欄見た~? 見てなかったら時間あるとき見てみて

ユーザー

やっぱジナがいないとBTS じゃなくなるね

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚