TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

下校中らしい小学生の女の子が二人、歩いていた。

「ねぇ、変なものが落ちてるよ?」

「なに?」

「たぶんカメラ、じゃないかなぁ」

それは確かにカメラだった。この子たちは存在を知らなかったが、「ポラロイドカメラ」などと呼ばれた、その場で写真が出来るインスタントカメラの一種である。

「誰かの落とし物かな?」

「なんじゃない?」

「じゃあ、お巡りさんに届けないとだね」

そういいながら一人がカメラを拾い、なんとなくカメラを写すようなポーズをとって、カメラ越しに友達を覗いてみた。拾いものなので、本当に写すつもりはなかったのだが――。


カシャ


「あっ」

「ちょっと、ダメだよ、他の人のもので遊んじゃあ……」

「う、うん、おかしいな、何にもさわらなかったつもりなんだけどな?」

「スイッチにあたっちゃったんじゃない?」

「そうなのかな……。あっ、写真が出てきた」

「ほんとだ、おもしろいね。……って、えっ!」

その写真は目の前の友人を撮ったもののはずだった。しかし、そこに写っていたのはまったく別物だった。いや、写っているのは確かに友人だったが、服はボロボロ、血だらけでどこかの山の中に倒れていた。死んでいるようにも見える。


画像


「なにこれ……気持ち悪い」

「き、きっと誰かのいたずらだよ! もうこんなカメラほっといて、帰ろ」

そういうとカメラを投げ捨てた。

「う、うん。だけど……」

どうやって? 写っているのは確かに自分に見えた。AIなどを使ってそういう画像を作ることはできるだろう。けれど、あのカメラにそんな機能があるのだろうか? 納得はいかないが、考えても気味が悪いだけなので、もう忘れることにした。




数日後、その友人が死んだ。学校行事で山にハイキングに行ったとき、いつの間にかみんなからはぐれて姿を消した。先生たちが探したところ、崖下で発見された。足を滑らしたらしく、服はボロボロ、血だらけで、あの写真に写ったそっくりの姿だったという。

写真と動画にまつわる都市伝説

作品ページ作品ページ
次の話を読む

この作品はいかがでしたか?

0

コメント

0

👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!

チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚