はい,こんにちは
続き書きます、今回も日本視点です
次は日帝たちの視点なんで、次回も見ていって欲しいです!
では、どうぞ!
窓の外は、秋の風がやわらかく街を包んでいた
昨日、三人と初めて顔を合わせてから一晩
眠りは浅く、胸の奥では同じ疑問が何度も渦を巻いていた
———どうして、わたしはこの人たちと結婚したのだろう
会社のため。それだけで納得してきたはずなのに、
昨日の視線や声を思い出すたび、心がざわつく…
パラオが両手を広げて駆け寄ってきた
「にほーん! 今日もキレイ!」
「パラオ……声が大きいよ」
「だって緊張してる顔してるもん! ほら、手、冷たい」
小さな手が指先を握りしめる
その温もりに、かすかな安心が灯った
案内されたのは、三人方のグループ本社の最上階
磨き上げられた大理石の床、壁一面のガラス窓
昨日よりも近い距離で、三人が待っていた
「ようこそ。今日は改めて、これからのことを話したくて」
相変わらず低く、真っ直ぐな声
緊張が一気に高まる
海が椅子を引き、柔らかい笑みを浮かべた
「どうぞ。食事は口に合うものを選んであります」
その仕草に、細やかな気遣いがにじむ
空が、ぱっと明るい声をあげた。
「日本さん、好きなものある? これ、すごく美味しいんだ!」
犬のように目を輝かせて料理をすすめる姿に、思わず笑みがこぼれた
テーブルに並ぶ料理の香りに、緊張が少しずつほどけていく
それでも、胸の奥には答えのない疑問が沈んだままだ
この人たちは、なぜ自分を選んだのだろう
会社のため? それとも___。
「にほーん、これ食べてみて!」
「これね、パラオが選んだの!」
「ありがとうございます//」
「えへへ////」
その瞬間、パラオが悪戯っぽく顔を傾けた。
「ねぇにほーん…陸さんと海さんと空さん、誰が一番好き?」
———空気が止まった
三人の視線が同時にこちらを向く
陸の眉がわずかに動き、海の指先がグラスを掴む音が響く
空は笑顔のまま固まっていた
「あ……えっと……」
言葉が見つからない
胸が早鐘を打つ
“政略結婚”そのはずなのに、誰かを選ぶなんて考えたこともなかった
沈黙を破ったのは、海だった。
「パラオ。そういうのは、もう少し仲良くなってからにしよう」
穏やかだが、どこか温度を含んだ声
陸が静かに付け加える。
「日本さんに答えを急がせるつもりはありません」
空が小さく笑った。
「うん。僕たちは……日本さんが自分の気持ちを見つけるまで、待てる」
胸の奥が、じんと熱くなる。
取引のためだけの結婚そう思い込んできたはずなのに
三人の瞳の奥に、確かな温度が見える
パラオが、少しだけ困った顔でこちらを見上げた
「にほん…ごめんね。パラオ、変なこと言った?」
「いいえ。……ありがとうございます、パラオ」
その無邪気な笑顔に、思わず笑みがこぼれる
この人たちと過ごす時間の中に、
まだ名前のつかない何かが、確かに芽吹き始めている___。
まじ下手すぎて草
コメント
2件
これが下手だとしたらわたしの作品は地球代表のカスになってしまう(褒めてます)