テラーノベル
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4話!!スタート!
「たつや、おはよー」
教室に入った瞬間、声をかけられる。
「おはよ……」
欠伸を噛み殺しながら席につく**たつや**。
ゲーム好きでいじられキャラ、ここでも立ち位置は変わらない。
「昨日も夜更かし?」
「ちょっとだけな」
「“ちょっと”で済んだ試しないだろ」
笑われながらも、誰かの隣には必ずいる。
たつやは、そういうタイプだ。
廊下を並んで歩くのは、**りょうへい**と**ひかる**。
「今日、実験あるんだって」
りょうへいが楽しそうに言う。
「爆発しないやつね」
「え、爆発しないの?」
ひかるが本気で残念そうな顔をする。
「そこ期待するとこじゃない」
「筋肉的には爆発の方が…」
「意味わかんないから」
りょうへいは頭がよくて、少しあざとい。
ひかるはマッチョで甘党、考えるより体が先に動く。
正反対なのに、なぜか一緒にいる。
「ラウール、また背伸びた?」
教室に入るなり言われる。
「え、ほんと?」
嬉しそうに笑う**ラウール**。
高身長で目立つけど、本人はいたって自然体。
ノートを配るのも、黒板を消すのも、頼まれがち。
「ラウール、そこ届く?」
「うん!」
頼られるの、ちょっと誇らしい。
窓際の席で、カメラを大事そうに抱える**こうじ**。
「それ、今日も持ってきたの?」
「うん……朝、雪きれいだった」
さみしがり屋で泣き虫。
でも、シャッターを切る瞬間だけは、別人みたいに真剣。
「あとで見せて」
「うん」
小さく笑う。
「りょうたー!」
「しょうたー!」
双子は今日も全力。
「せんせー!きょうね、おてつだいした!」
料理好きな**りょうた**は誇らしげ。
「シナモ!」
**しょうた**はお気に入りをぎゅっと握っている。
性格は違うのに、いつも一緒。
離れると、ちょっと不安。
それぞれの場所で、それぞれの一日が始まる。
家ではにぎやかでも、
学校では、ちゃんと“自分の顔”を持っている。
そして、みんなが帰る場所はひとつ。
——あの、少しうるさくて、あったかい家。
次回もお楽しみに~
コメント
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ゆり組かわいい
