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アリト
350
煙
2
Raphael
326
ー魔宮殿ー
アム「この『悪魔』って今はなにをしているんです?」
ペロア「『悪魔』は…エルクスの1人娘を最後に絶命したの。」
ロコ「じゃあその1人娘は今どこに?」
ペロア「ちょうど5年前くらいに姿を消した。でも後からの話だとその1人娘も亡くなったって聞いた。嘘か本当か分からないけどね。」
ジキ「だから私たち、「小悪魔」が魔界を支えているんですね。」
ペロア「まあね。」
ーX億年前 魔宮殿ー
ペロウ「ペロア、ここが新しい家だ。」
ペロア「広ーい!」
ペロウ「おまえがいずれ、魔界を治めるのだ。」
ペロア「魂とるの?」
ペロウ「そうだな。」
ペロア「できるかなぁ。」
ペロア「大丈夫だ。」
ボルスト「気に入ったかね、ペロウ。」
ペロア「ボルストさん!」
ボルスト「久しぶりだね、ペロア。」
ペロウ「うまくいくといいが…」
ボルスト「テルア様もついている。大丈夫だ。」
ペロウ「だといいが…」
ー◼︎ー
ボルスト「ペロウ!」
ペロウ「どうしたというんだ?」
ボルスト「小悪魔たちに好き勝手に魂を吸い取らせているだろう!そのせいで、死者の処理が大変なのだ!それにこれ以上、魂を取り続けると今後の生命に影響が出る!小悪魔たちは必要な魂だけを吸い取るのが仕事だ!」
ペロウ「仕方がないんだよ。みんな魂に飢えているんだ。」
ボルスト「聞いた話じゃ、人間を小悪魔に変える計画を立ててるようじゃないか!」
ペロウ「もっと小悪魔が欲しくてな。」
ボルスト「ふざけるな!貴様に権力を 託したのは、その問題を防げる者だと信じていたのからなのだ!」
ペロウ「……テルアに伝えてくれ。「我々は天界とは関係を切る」と…」
ボルスト「なにを言っている!」
ペロウ「これからは、お互いの思考だけで行動をとって利益を得ればいい。 」
ペロア「父さん…」
ペロウ「ペロア、これからはお前が魔界を治めるんだ。いいな?」
ペロア「……わかった」
ー現在 魔宮殿ー
ペロア「本当は、魔界なんか継ぎたくなかったのかな。」
ジキ「ペロア様。」
ペロア「なに〜?」
ジキ「ペロア様は今、幸せですか?」
ペロア「…うん。すごく。だってみんながいるから。」
アム「光栄でございます。」
ロコ「私も光栄です。」
ペロア「…ジキ。ありがとう。」
ジキ「ペロア様が幸せでございましたら、光栄です!」
ペロア「…本当に優しいね。」
コメント
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ペロア様の「本当は、魔界なんか継ぎたくなかったのかな」というつぶやきに、胸がぎゅっとなりました。でも最後のジキとのやり取りで「すごく幸せ」って言えるペロア様がいて、本当に良かった。過去の重さを知ったからこそ、今の温かさが沁みますね…!