ーーー青達の家ーーー
青「赤にぃ!赤にぃ!」
赤「どうしたの?」
青「桃くんが自殺しようとしてて!それでクラスメイトに連れてかれてそれで!」
赤「待って!落ち着け!自殺!?どうゆう事?」
青「っ……赤にぃのせいだよっ!」
赤「え?」
青「赤にぃが桃くんばっかりきつくするから!僕にだけ甘くするからっ!前は一緒だったのに……」
赤「そんなことない……桃にも優しくしてたし、青ちゃんがまた我慢して倒れるのも怖くて桃を頼りにしてただけで……」
青「多分……もう帰ってこないよ……」
赤「…………」
青「僕が守るって決めたのに…桃くんっ……」
学校で会えるかな
ーーー次の日ーーー
nb「桃くーん、おはよー」
桃「んっ……おはよ」
ry「お前らーご飯できてるぞー!」
nb「はーい、早くした行こ」
桃「ん……」
ry「nb、桃、おはよう」
桃「おはようございます」
nb「おはよー!ryにぃ!tmくんは?」
ry「寝てんだろ」
nb「起こしてくるー」
ry「あいよ、ほら桃、ここ座れ」
桃「はい」
久しぶりの朝ごはん……昨日のハンバーグも美味しかった。ryさん料理上手なんだなぁ
tm「おはよぉございまぁす」
ry「眠そうだなwおはよう」
桃「おはようございます」
tm「そっか!桃くんいるんだ!」
nb「ねぇ〜早く食べたいっ!」
ry「分かった分かった、いいただきます!」
tm「いただきます」
nb「いただきまーす!」
桃「いただきます……」
久しぶりだな……こうやってみんなでいただきますって言って食べるの……
ry「食べないのか?」
桃「あっ、食べますっ!いただきます」
モグモグ
ry「おう」
桃「美味しいです」
ry「そりゃよかった」
nb「桃くん学校行こう!」
桃「っ…………うん」
学校行ったら青に会っちゃう……
ry「行きたくない……か?」
桃「……大丈夫です」
ry「いいよ、休め」
桃「でも……」
ry「俺、お前と話したいことあるから、今日は休みな」
nb「えー?なら俺も休む〜、桃くんといたーい!」
ry「駄目だ、行け!」
nb「えええぇぇーー!?」
tm「ほら行きますよ!」
nb「ちぇっー……はーい」
ry「桃、ココアでも飲むか?」
桃「あ、大丈夫です……」
ry「飲むよな?」
桃「は、はい……」
圧が……
ry「遠慮なんてしなくていい、一緒に住むんだからよ……って言っても遠慮しちゃうよな」
桃「……」
ry「他人の家だし、泊まらせてもらってるのに遠慮するなって難しいよなぁ〜」
桃「……ま、まぁ……」
ry「でも、本当に甘えてもいいんだからな?ここはお前が住んでた場所じゃないし、桃にとっては新しい場所って考えていいんだぞ?」
桃「新しい……場所、ですか?」
ry「そう、お前は兄だったかもしれないが、ここでは末っ子だ」
桃「末っ子……」
ry「まぁ、nbと同い年だが、末っ子には変わりねぇからな!」
桃「……」
ry「兄ちゃんしか居ないんだぜ?弟は兄ちゃんに甘えてなんぼ!ほら!言ってみ?」
桃「んぇ?」
ry「甘えてみなさいっ!」
桃「……え……と……」
ry「あははっ!急には無理だよなぁ?」
桃「えっ?……え?」
ry「っはぁw……で、お前は家ではどうだったんだ?」
桃「……」
ry「言いたくないか?」
桃「……いえ」
この人なら真剣に聞いてくれそう……
ry「そうか、ゆっくりでいい、桃がこうなった理由、苦しくなったこと、なんでもいい話してくれ」
桃「……俺は……3人の弟がいて、2人の兄がいます。長男は仕事で全然家に帰ってこなくて、次男の赤にぃが家事とか家全般の事やってくれてて……双子の弟と一緒に、赤にぃの手助けになろって決めたんです」
ry「あぁ」
桃「最初は家事とか手伝って、弟の面倒も見て赤にぃが楽になればって2人で頑張ってたんですけど双子の青が倒れて……それを心配してか弟には甘くなったんです。手伝わなくていい無理しなくていいって」
ry「なるほどねぇ……」
桃「でも俺は頑張らないとって、青の分も赤にぃの力になりたかった。ずっと、ずっと頑張ってたらいつの間にかそれが普通になって、俺が少しでも役に立たないと赤にぃ少し不機嫌になるから……もうちょっと役に立ってよとか言われて……」
ry「だから自分も倒れたら自分を見てくれると思ったのか?」
桃「……コクン、青が倒れたから青は赤にぃに愛されてるのかなって……だから何も食べなければ倒れるかなって、薬とかいっぱい飲んだら倒れるかなって、でも実際、倒れられたんですけど心配も何も無かったんですけどね……」
ry「……そうか、死にたいとも思ったのか?」
桃「はい……赤にぃにとって邪魔なのかなって……青がまた倒れて…赤にぃを呼んだんです。そしたら突き飛ばされて……あぁ、俺は邪魔なんだって。俺が倒れた時は慌てもしなかった。俺は赤にぃにとってただの雑用係で、役に立たない邪魔者なんですよ。青も、もう2人の弟達も赤にぃみたいに俺をなんとも思ってないんです。だったら今まで頑張ってた意味なかったなって……だから居なくてもいいかなって」
ry「…………弟にこんな思いさせるとは…」
桃「俺が悪いんです。使えないから……邪魔者だから」
ry「桃、お前は邪魔者じゃない。」
桃「…………」
ry「そうゆう事、ここでは考えなくていい、使えないとか、邪魔なんじゃないかとかもな」
桃「…………」
ry「少しずつ慣れてくれ」ナデナデ
桃「!!……は、はい」
久しぶりに撫でられた……
ry「よく頑張ったな!これからはゆっくりしていいからな!何かあったら俺に言えよ?tmでもいいし、nbでもいい、ちゃんと言うんだぞ?」
桃「頑張った…………?」
ry「おう、お前は頑張りすぎ、ここでは甘々で生きていいんだ、な?ゆっくりしような!」
桃「……グスッ…俺頑張ったっ……グスッ……」
そうだ……俺頑張ってたんだよ……
ry「うん」
桃「ずっとずっと…グスッ…我慢もしてた…」
ry「おう、もう我慢しなくていいぞ」
(桃を抱きしめる)
桃「グスッ……グスッ……」
ry「甘えていいんだよ、我慢しなくていいんだよ」
桃「うぅっ…グスッ…グスッ…うぁ”ぁぁっ!」
ry「頑張った、頑張ったな!桃はよく頑張ったよ。すごいな!」
桃「グスッヒグッ…グスッヒグッ…すごい?」
ry「あぁ、すげぇよ!桃はすごい!」
桃「……グスッヒグッ…ヘヘッ」
また褒めて貰えた
ry「……っ」
かわよっ……
桃「グスッ……グスッ……」ギュー
(ryさんをギュッと抱きしめる)
ry「落ち着くまでこうしてていからな」
桃「グスッ……はい……グスッ……」
ry「……………………」
こんなに辛い思いさせるとは……
気づいてないのか…?辛い思いさせてる事…
コメント
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桃くんはめっちゃ頑張ってたよ〜! 本当に可愛い🫶✨ 続き待ってます!!