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コメント
3件
コメント失礼します❣️ この曲思い入れがあって大好きなので、さのじんのエピソードと絡んでて最高です🎀 続き楽しみにしてます> ̫< ♡
仁人side
教室の窓側1番後ろの席。
風で揺らめくカーテンを眺めながらぼーっとしていると、
校庭で友達とはしゃいでいる彼を見つけ
気づいたら目で追いかけていた。
俺の好きな人、佐野勇斗。
校内でもイケメンと女子人気のすごい彼は、
まさか男の俺にも好意を抱かれているなんて思ってもいないだろうな。
ふいに佐野君がこっちを見上げて手を振ってきたから、
眺めていたのがバレてしまったのかと思い焦った。
“きゃー!佐野くーん!!!”
同じクラスの女子たちが佐野君の事を窓から見ていたようで、
黄色い声援で手を振っていたのを横目で見て安堵する。
そりゃ、俺に手振る訳ないよな。
“私さ、佐野君に告白しようと思う!”
佐野君に手を振っている女子たちの中からそんな声が聞こえた。
“えー!いいじゃん!
〇〇ちゃん可愛いし絶対お似合い!!”
“お似合い”ねぇ、、
その子は、
いつから好き とか、こんなところが好き とか、
頬を染めながら嬉しそうに話している。
きっとこんなかわいい女の子が
佐野君の隣にいたらすごく様になるんだろうな。
聞きたくもないのに、
自分から勝手に耳を傾けて
女子たちの話を聞いては虚しくなる 。
だって、
俺の恋はどんなに願ったって
叶わないと知っているから。
だから神様。
せめて好きになるくらいは許してください
告白する勇気なんて 持ち合わせてないけど、
好きになった気持ちだけは
嘘じゃないから
なんて、そんな綺麗事を並べておきながら、
佐野君に振られちゃったらいいのに。
上手くいかなきゃいいのに。
なんて、 最低なことを、
俺の中の性格の悪い悪魔が思ってしまう。
そんな自分のモヤモヤとした気持ちが嫌すぎて、
俺はまた、
さっきと変わらず風に揺らめいているカーテンを眺めた。
next…
閲覧いただきありがとうございますm(_ _)m
好きな曲から学パロでさのじんを書いてみました!
モテモテで人気者佐野さんのことが好きな吉田さんのお話でした。
続きも書く予定なので暫くお待ちくださいませ🙇♀️
めちゃ分かりづらいかもですが
この曲知ってる人居たら嬉しかったり( )