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キーンコーンカーンコーン
「それでは皆さん。怪我のないように、夏休み楽しんでくださいね!」
「実。行くぞ。」
「え、今から?!」
「うん、行こ」
「え、なになに、どうしたの?」
菜瑚ちゃんだ。
「……俺ら付き合うこt」
「あー!」
「ど、どうしたの実ちゃん?」
「あ、いや、その、私たち用事があって…」
私の馬鹿!こんな言い訳で通用するかな…
「なるほど!それじゃあ引き止めて悪かったね!気おつけてね!」
「な、菜瑚ちゃん……!!」
「よし、行くぞ実!」
「実采ー!帰ろうぜー」
「あ、うん、!」
「ちょいとお待ち」
「「???」」
「誰かと思ったら孝子と、、じゃないか!」
「……え、私スルー、?」
「ごめんごめん笑、実だろ?実采から聞いてるぜ」
「え、実采、?」
「や、やっほー!実!」
あぁ、ダメだ。実采を見ると涙が出てきそう。
「孝子って実と仲良かったけ、?」
「お前…それこの前も言われた気が…俺泣くぞ」
「え、あ!そうだっけ?ごめんごめん笑」
なんとなくだけど、実采は元気がなさそうに見えた。
「ちょっと、孝子ー!俺より実采と仲良さそうにすんなよなー!」
「へぇ……それってどういう?」
「実は…俺たち付き合うことになりましたー!驚いた?」
改めて聞くとしんどいと思った。
「ふーん、ま、俺も実と付き合うことになったけどね」
「え……?」
1番驚いたのは実采だった。
「あ、ごめん、ちょっと驚いた、幸せになりなよ!」
「実采……」
「じゃ、私ら帰るから!行こ!柊!」
「お、おう」
「田水くん……私、帰るね」
「うん、送って行かなくて大丈夫?」
「大丈夫。て言うか恋人のフリだから、そこまでしなくていいよ、ありがとう。」
そう言い、私は帰った。
今日のことで少し気になることがある。
本当に実采は若山くんのことが好きなのか。
好きじゃなかったら…………とか考えてしまう自分が嫌になる。
1回実采と話し合うべきなのだろうか。