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拝啓 “元”許嫁の君へ

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拝啓 “元”許嫁の君へ

68 - バカだって風邪は引く。バカな理由で。

♥

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2022年08月01日

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【 時透side 】




五条「ったくよォ……交流会も近いんだし風邪引くなっつぅーの。」



五条「……なに食いてぇ?」



時透「ラーメン。」



五条「うどんにしとく。」←優しさ




話聞けこのやろぉ。←気付かない子






時透「……それ、私の……」



うどんを啜っている私の横で


五条はカップヌードルにお湯を注ぎ、3分待っていた。



しかも私の。棚にストックしておいたヤツ。



五条「まあまあ。お前のモンは俺のモンだから。」



時透「お前ジャイアンだったのね。バルス。」



五条「お前はムスカだったのか。」



時透「うん。3分間待ってやるからラーメンよこしな。」




五条「やんねぇよ。」







なんか普通に看病してくるし、

食べ終わったら寝ろって言ってくる……



……嘘だろ五条、、お前ってオカン属性??



五条「寝れねぇの?手でも握ってやろーか?」



時透「お前の方が熱ありそう。」



もしもしおまわりさん、この人です。



時透「そんなのいらない。」



五条「風邪引いたら寂しくて眠れなくなるって言うけど。」



時透「私にはトトロ様がいるから。浮気ダメ絶対。」



これ。この子と私が見せると

五条は少しムッと口を尖らせて



五条「崇拝しててもメイちゃんには敵わねぇよ。」



時透「なに言ってるの。呪霊なんて、私も両手でパーンよ。」



五条「語彙力。そんでもって真っ黒くろすけは呪霊じゃねぇよ。」






あ……瞼重い、、、



五条「……おやすみ、」




時透「、おや、すみ______。」







【 五条side 】



すやすやと眠るそいつ。


お前が白雪姫だったら、どーしてやろうか。



とかなんとか考えていたけど、



据え膳食わぬは男の恥ではあるけど、



ひとまず、そんなことをしたら、



こいつは普通にグーパンかましてきそうで。



なにより、弱々しくて張り合いのないこいつに


そんなことをしても虚しくなるだけなので、



今回は勘弁しておいた。



今回は、な。



今はせいぜいぐっくり眠りな。お転婆姫。



“…バタン”






硝子「あれ、なんにもしなかったんだ。」



五条「は?」



部屋から出たら硝子が壁に寄りかかっていた。


待って。そのイケメンポーズ俺のじゃねぇの??



五条「あいつになんかしたら、こっちが襲われるわ。別の意味で。」



硝子「まあ、それが懸命な判断だね。」



硝子「付き合わないうちに手出しでもしたら、宵のお兄さんと父親に【ピー】されそう。」




五条「…………あぁ、そっちの危険もあったな。」





そんでもって部屋の前でスタンばってるあたり、


硝子もだろ。



五条(SECOM厳しッッッ!!)















拝啓 “ SECOM多めの ” 君へ




まあ、お前に手出しする輩がいたら、



そんときは任せろ。←SECOM






















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