【 時透side 】
五条「ったくよォ……交流会も近いんだし風邪引くなっつぅーの。」
五条「……なに食いてぇ?」
時透「ラーメン。」
五条「うどんにしとく。」←優しさ
話聞けこのやろぉ。←気付かない子
時透「……それ、私の……」
うどんを啜っている私の横で
五条はカップヌードルにお湯を注ぎ、3分待っていた。
しかも私の。棚にストックしておいたヤツ。
五条「まあまあ。お前のモンは俺のモンだから。」
時透「お前ジャイアンだったのね。バルス。」
五条「お前はムスカだったのか。」
時透「うん。3分間待ってやるからラーメンよこしな。」
五条「やんねぇよ。」
なんか普通に看病してくるし、
食べ終わったら寝ろって言ってくる……
……嘘だろ五条、、お前ってオカン属性??
五条「寝れねぇの?手でも握ってやろーか?」
時透「お前の方が熱ありそう。」
もしもしおまわりさん、この人です。
時透「そんなのいらない。」
五条「風邪引いたら寂しくて眠れなくなるって言うけど。」
時透「私にはトトロ様がいるから。浮気ダメ絶対。」
これ。この子と私が見せると
五条は少しムッと口を尖らせて
五条「崇拝しててもメイちゃんには敵わねぇよ。」
時透「なに言ってるの。呪霊なんて、私も両手でパーンよ。」
五条「語彙力。そんでもって真っ黒くろすけは呪霊じゃねぇよ。」
あ……瞼重い、、、
五条「……おやすみ、」
時透「、おや、すみ______。」
【 五条side 】
すやすやと眠るそいつ。
お前が白雪姫だったら、どーしてやろうか。
とかなんとか考えていたけど、
据え膳食わぬは男の恥ではあるけど、
ひとまず、そんなことをしたら、
こいつは普通にグーパンかましてきそうで。
なにより、弱々しくて張り合いのないこいつに
そんなことをしても虚しくなるだけなので、
今回は勘弁しておいた。
今回は、な。
今はせいぜいぐっくり眠りな。お転婆姫。
“…バタン”
硝子「あれ、なんにもしなかったんだ。」
五条「は?」
部屋から出たら硝子が壁に寄りかかっていた。
待って。そのイケメンポーズ俺のじゃねぇの??
五条「あいつになんかしたら、こっちが襲われるわ。別の意味で。」
硝子「まあ、それが懸命な判断だね。」
硝子「付き合わないうちに手出しでもしたら、宵のお兄さんと父親に【ピー】されそう。」
五条「…………あぁ、そっちの危険もあったな。」
そんでもって部屋の前でスタンばってるあたり、
硝子もだろ。
五条(SECOM厳しッッッ!!)
拝啓 “ SECOM多めの ” 君へ
まあ、お前に手出しする輩がいたら、
そんときは任せろ。←SECOM