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輝瀬黒(ペア画中
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勉強会が終わり、お父さんとお母さん、それからレヴィが帰ってきた。
「おかえ…りって、今日も今日とてボロボロだね」
「まぁな」
「レビは吸収が早くて教えがいがあるからな」
「そうそう。ビシバシ鍛えたくなるのよ」
「レヴィ、お風呂入る?」
「入りたいな」
「じゃあ沸かしてくるね」
「あぁ」
高校に行ってないレヴィは基本的に事務所で過ごすことが多くなった。家に帰らない日もあるくらい、鍛錬に打ち込んでいる。だからお母さんたちも同じくらい厳しく指導しているみたいだ。お父さんはともかく、お母さんは左肩の後遺症があるのによく動く。衰えを感じさせないのがすごいのだ。
「私も早く任務をこなせるようになりたいな」
「愛楽はまだいいんだよ」
「私が嫌なの」
「なんで?」
「レヴィと私はペアなのに、私だけ置いてかれてるから」
「それはしょうがないだろ。俺は生まれた頃から殺しに関わってるんだ。ふわふわした世界生きてたやつとは比べられない」
「それはそうかもしれないけど」
そしてふと自分が知らないことに気づいた。レヴィはなぜらロシアから日本に来たのだろう。お母さん達との出会いはいつなのかということ。
「レヴィとお母さんたちとの出会いっていつ?どこ?」
「御神さんとはロシアで出会った」
「ロシアに行ったことあるの!?」
「あぁ。ボスの用意したヘリでロシアまで行った」
「そりゃすごいね…」
「その時任務に巻き込まれた現地の子供がいるって聞かされて、俺たちはその子の救助を優先したんだ」
その助けられた子と言うのがレヴィだった、ということらしい。
ちなみに、その時レヴィは5歳。元々マフィアの家系の子供らしく、マフィアを継ぐために生きてきたと言う。でもお母さん達に出会って人生が変わり、14歳の時に日本に来た。
「で、今に至るってことか」
ティロリロリン♪お風呂が沸きました
「お風呂沸いたみたい」
「じゃあお先に」
「うん」
ふと気になったことをお母さんたちに聞いてみた。
「お母さんたちってさ、その時任務の時私をどうしたの?」
「え?」
「私4歳でしょ?家に1人で置いてったの?」
「「もちろん」」
「もちろんかぁ…」
なんとなく予想はしてたけどいざ本人たちの口から聞くと逆に呆れてくる。
「でも、あんなに心配になるって知ってから海外への任務は全部断ってるもんな」
「そうね。軽くて近場の任務にしてもらえるようボスに頼み込んだわねー。なつかし」
「そうなんだ…」
2人とも私と海斗の為に親になろうって思ってくれていたみたいで、その愛情に胸が温かくなった。
「お母さん、やっぱり私中学卒業したら殺し屋継ぐよ。高校には行かない」
「…あのね、愛楽。裏の社会に完全に足を踏み込んだらもう元の生活には戻れないのよ」
「家族はともかく、友達にも会えなくなる。関係を完全に断ち切らなければならないんだ。そのくらい厳しいんだぞ」
「知ってるよ。光平もティナも…空舞も奏舞もみんなに会えなくなるって。でも、それでいいから」
光平とティナは新しい道へ進もうとしている。空舞と奏舞にも未練はない。私は失うべきものを既に手放した。
「わかったわ。なら、全力でサポートしてあげるから」
「ありがとう」
そして時は流れ、その時が来た。
コメント
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第53話、めっちゃ良かった……!レヴィの過去とか、両親が愛楽を置いて任務に行ってたって知った時の「もちろん」の即答に笑ったけど、それでも愛情を感じて「♡♡♡屋継ぐ」って決意する流れが熱い🔥「失うべきものを既に手放した」って台詞、めちゃくちゃ刺さった。家族の絆と覚悟がしっかり描かれてて、続きが気になる!