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by北斗
監督「松村くん良かったよ!」
北斗「ありがとうございます」
監督の言葉で撮影は終了した。監督達に挨拶をしながら楽屋へ荷物を取りに行く。
ドラマの撮影はベテランとはまだ行かず、まだまだな僕がこう監督に褒められるのはだいぶ嬉しい。
だけどその一方で
『松村演技下手くそじゃね?』『監督も何がいいんだか』
悪口も存在する。
演技もしたこと無い、監督と違ってそこまで演技を見たことない人たちからだったとしてもそれは、傷つくものだったりする。
次の仕事、SixTONESみんなでのYou Tube撮影。
少しでもこの気持ちをなくしたくて自然といそいでいた。
You Tubeを撮るための場所へと移動する。撮影場所から事務所へは、意外と早く着いた。
確か俺が一番遅いはずだったと思うからドアを開けたらみんながいるはず。
ガチャと開けると一瞬で集まる視線
樹「北斗、おはよぉおつかれ」
北斗「おつかれ」
それを同時に掛けてくれる言葉。俺の心はこんな言葉だけで簡単に癒やされてしまうのだ。
つくづく俺は単純な男だと思う。
You Tubeの撮影はスムーズに進んで2、3本取り終わって終了した。
樹「そういえば、北斗今日のドラマの撮影どうだった?」
特に話すことがなくなってきた頃に樹が俺にそう振った。
どうと言われても、答えづらいな、「褒められたけど悪口も言われたな」言いづらい
北斗「んん・・・・まぁ順調だよ」
樹「順調ってなんだよ」
樹がしつこく言ってくるので無視。順調は順調、今みんなと話していい気分なのでドラマの撮影を思い出して嫌な気持ちにしたくない。
樹「まぁいっか」
樹も俺からめちゃ聞きたかった訳でもないのでまっすぐに引き下がった。
帰ってくると一気に疲れが体に来る。そういえば今日から俺の出ているドラマの開始だった、試しにみんなの反応を見てみるか。松村北斗とエゴサした。
北斗「ふふ、嬉しいな」
俺の演技に驚いているところとか素直に書いてくれてて、嬉しい。
北斗「っ・・・・」
スクロールして見つけた1人の人の言葉
「松村北斗、超演技下手じゃね?」
そんなこと、いつもならスルーするけどなんだか今日はスルーできなかった。
エゴサの言葉をすべて頭に入れてすべての言葉に答えた。しかし、それに耐え切られなかった北斗は屋上から飛んで自殺しようとしていた。
北斗「ごめんね。こーち、京本、樹、ジェス、慎太郎」
樹「北斗!」
北斗「樹?」
樹「お前何してんだよ」
北斗「ごめん。もう耐えきれない」
樹「話聞いてやるから。やめろ」
北斗「嫌。もう俺はみんなに嫌われてるから」
樹が北斗の手を引っ張る
北斗「やめて」
樹「ちょっと来い」
北斗「嫌だ」
樹「ここで話そう」
北斗「メンバーいるんじゃ?」
樹「いるよ?メンバーにも聞いてもらう」
北斗「・・・・・」
樹「待っとけよ」
北斗「コク」
樹「みんな。北斗が屋上から落ちようとしててそれを止めて来たから話聞いてあげて?」
5人「うん」
樹「北斗?」
樹「っていない?!」
by北斗
北斗「俺はここにいちゃダメなんだよ」
北斗は走って屋上に行き落ちようとした瞬間
樹「待っとけって言っただろ」
北斗「ごめん。でも、俺はここにいちゃダメなんだよ」
樹「そんな事無い」
北斗「話聞いてくれるの?」
樹「みんなで聞いてやる」
北斗は今までのことを全部話した。
樹「気づいてあげられなくてごめんね」
樹は北斗の頭をよしよし( T_T)\(^-^ )した。
北斗「言わなかった俺も悪かったごめんね」
樹「次からは、相談しろよ」
樹に優しくデコピンされる